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アルコールは健康に良い?悪い?アルコールと健康の関係について知りましょう。




アルコールを飲みすぎると?

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アルコールを飲みすぎると、
健康に悪影響を及ぼすことは皆さんご存知だと思います。

アルコールが健康にどんな悪影響を与えるか
詳しく見てみましょう。

まずは肝臓病です。

アルコールは肝臓で代謝されますので、
アルコールを飲みすぎると、肝臓を酷使することになります。

そうすると、脂肪肝からアルコール性肝炎、
肝硬変へと移行していくのです。

また、すい臓への負担をかけます。

アルコールは、急性膵炎や慢性膵炎のリスクを高めます。

特に、慢性膵炎は
アルコール依存症の人に多く見られる病気なんです。

アルコールはがんのリスクも高めます。

WHOによると、アルコールは口腔がん、咽頭がん、
喉頭がん、食道がん、肝臓がん、大腸がん、
乳がんの原因になるとしているんです。

このほか、アルコールは
メタボリックシンドロームにも関係していますし、うつ病や自殺、
認知症の発症リスクを高めるという統計も出ています。

毎日飲むと心不全を予防?

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これだけ様々な病気と関連性があると知れば、
お酒を飲むのが怖くなってしまうかもしれません。

でも、お酒は「百薬の長」と言われていますので、
健康に良い面もあるんです。

アメリカのボストンの病院で研究したところ、
適量だったら毎日飲酒しても、
心不全のリスクが増加しないどころか、
リスクを低下させることがわかったんです。

45歳から64歳までの1万4629人の飲酒習慣と
心不全の関連性を調べたところ、
週7回適量の飲酒をしている人は、
飲酒をしない人に比べて男性は20%、
女性は16%も心不全の発症リスクが低いことがわかったんです。

この場合の適量は、ワインは125ml、ビールは12オンス(約360ml)
ウォッカやウイスキーはショットグラスよりも
少ない量としています。

また、ハーバード大学の調査でも
週に2~6杯の飲酒は心臓病の急死リスクを低下させる
という結果が出ています。

アルコールは適量だったら、
心臓を保護してくれる効果があるんですね。

適量は健康に良い!

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アルコールの健康効果は、
心臓病のリスクを減らすことだけではありません。

アルコールを飲むとリラックス効果がありますし、
血管を広げて血行を促進することで、
冷え性を解消してくれる効果もあります。

また、善玉コレステロールを増やす働きがありますので、
血管を保護して、動脈硬化を予防してくれるんです。

さらに、前立腺肥大症や脳卒中のリスクも低下させますし、
赤ワインを飲めばピロリ菌の除去や
肺がんのリスクを低下させるというデータもあります。

これらの健康効果を見ると、アルコールを飲むことは
決して悪いことではないとわかりますよね。

ただ、これらの研究結果は「適量」を飲んだ場合です。

お酒が好きな人やストレスが溜まっている人は、
ついつい飲みすぎてしまいます。

飲みすぎれば、健康効果は消えて、悪影響が出るだけです。

お酒は「適量」を飲むように心がけましょう。





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2015年2月10日 | カテゴリー:アルコール

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