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子どものメタボが増えている!メタボのリスクと解決法を知りましょう。




子どものメタボが増えている

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ここ10年ほどで、子どものメタボの増加が問題になっています。

「メタボ」というと中年以降のものというイメージがありますが、
子どもでもメタボになる可能性があるんです。

2006年に一般の小中学生を対象に行われた調査では、
全体の1.4%がメタボと診断され、
40.6%がメタボ予備軍に判定されました。

また2014年に香川県で行われた小学4年生を対象にした調査では、
血液検査で血糖値、肝機能、脂質の異常を示したのは、
それぞれ1割にも上ったことがわかっています。

小児期(6~15歳)メタボリックシンドロームの診断基準は、
ウエスト周囲径が中学生は80センチ以上、
小学生は75センチ以上もしくは、
ウエスト周囲径(センチ)÷身長(センチ)=0.5以上
となっています。

これに加えて、
中性脂肪120mg/dl以上かつ(もしくは)HDL40mg/dl以下、
収縮期血圧125mmHg以上かつ(もしくは)拡張期血圧90mmHg以上、
空腹時血糖値100mg/dl以上のうち2項目を満たしていると、
メタボと診断されます。

子どもがメタボになるとどうなる?

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子どものうちからメタボになると、
どうなるのでしょうか?

子どもの頃に肥満になると、
成人以降も肥満になるリスクが高くなることがわかっています。

また、高度な肥満が続くと、高血圧や糖尿病、脂質異常症などを
子どもの頃から発症する可能性が高くなるんです。

子どもの頃から高血圧や糖尿病、
脂質異常症などの生活習慣病を発症してると、
それだけ血管への負担が大きくなり、
動脈硬化が早くから進行することになります。

動脈硬化が早くから進行すれば、
脳卒中や心筋梗塞のリスクは上がりますので、
子どもの肥満、メタボは非常に危険なんです。

子どものメタボを防ぐには?

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子どものメタボを防ぐためにはどうすれば良いのでしょう?

近年、子どもの肥満とメタボが増えているのは、
運動不足と食生活の変化によるもの、
つまり生活習慣が原因と考えられています。

子どもの生活習慣を整えるためには、
保護者がきちんと生活習慣を整えてあげる必要があります。

食事はきちんと1日3食
栄養のバランスが良い食事を用意するようにしましょう。

また、間食はほどほどにしておきましょう。

また、室内でゲームだけをして遊ぶのではなく、
外で遊ぶような時間を作ったり、
親子でウォーキングやランニングを一緒にすると良いでしょう。

生活習慣病は完治させるというよりも、
一生上手に付き合っていく必要がある病気です。

そのため、子どもの頃からの生活習慣病は
大人の生活習慣病よりも怖いんです。

子どもがいつもまでも健康でいられるように、
保護者が子どもの生活習慣を
しっかり整えてあげるようにしましょう。





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2015年9月12日 | カテゴリー:子育て

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