イメージ画像

肉は健康に良い?悪い?肉類の本当の健康効果について知りましょう。




肉は長寿の秘訣?

150919-3

日本は長寿の国です。

日本人が長寿なのは、
伝統的な和食が健康に良いからとされています。

伝統的な和食は野菜中心のメニューで、
肉類はあまり食べません。

いわゆる「粗食」ですよね。

また、欧米式の食事で動物性の脂質をたくさん取ると、
生活習慣病やがんのリスクが上がるとされていますので、
肉類はあまり健康に良いものではない
という認識が広がっています。

長寿のためには粗食で肉類は控えるべきとされていますが、
近年になって実は肉は長寿に良いのではないか
と言われるようになりました。

なぜなら、日本が長寿国になったのは
昭和40年代になってからです。

そして、日本人の食生活に肉類が浸透するようになり、
肉の消費量が上がったのもその頃です。

昭和40年代以前は伝統的な和食を食べ粗食だったのに、
日本人は長寿ではなかったんです。

だから、肉類と長寿は関係があるのではないかとされています。

肉で健康に?

130607-29

では、肉類は本当に健康に良いのでしょうか?

肉類を食べると、どんな健康効果があるのでしょうか?

肉類には必須アミノ酸が含まれています。

必須アミノ酸を摂取すると、血管が丈夫になり、
動脈硬化を予防することができます。

動脈硬化を予防できれば、
脳卒中や心臓病を予防できますので、
長寿につながりますよね。

また肉類には脂肪を燃焼させてエネルギーに変えてくれる
カルニチンやうつ病を予防し
精神安定には欠かせないトリプトファン
「至福物質」と呼ばれていて幸福感や高揚感を得られる
アナンダマイド(アナンダミド)などが含まれています。

そのほか、必須アミノ酸やミネラルも豊富ですので、
肉類は健康に良い食材なんです。

ただ、心配なのはコレステロールだと思います。

でも、厚生労働省やアメリカの農務省と保健福祉省は
食事では体内のコレステロール値は変わらない
との見解を示していますので、
肉類からのコレステロールは気にする必要はないでしょう。

バランスよくが一番!

150228-5

肉類は健康に良く、長寿につながる食材ですが、
それでも肉類ばかりを食べていては健康に良くありません。

肉類ばかりを食べていては、
肉類には含まれない必要な栄養素が不足してしまいますし、
カロリーオーバーになってしまいます。

肉類は健康に良いですが、それでも食べすぎはNGです。

結局のところ、健康的な食事は偏らずに、
バランスよくいろいろなものを食べるようにするのが
一番良いんです。

粗食が一番だからといって、
肉類を無理に避ける必要はありませんし、食べすぎもダメです。

健康と長寿のためには、規則正しく、
バランスよい食事を取ることが一番大切なんです。

もちろん、
伝統的な和食が健康に悪いというわけではありません。

和食は野菜や魚類をたくさん食べることができますので、
和食中心の献立にして、
適度に肉類を取り入れるようにすると良いでしょう。





タグ



2015年9月19日 | カテゴリー:食生活

あわせて読みたい関連記事