イメージ画像

小さい粒にたっぷりの栄養!ゴマの健康パワーを知りましょう。




ゴマは栄養の宝庫

DVC00003.JPG

ゴマはアフリカのサバンナ地帯が原産と言われていますが、
日本には奈良時代以前には伝わっていたことがわかっています。

日本ではゴマは古来から健康食品として重宝されていますが、
あの小さい粒には栄養が
たっぷりと詰まっていることを知っていますか?

ゴマには、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、葉酸、
ナイアシン、ビタミンEなどのビタミン類や鉄分、カルシウム、
マグネシウム、亜鉛、リンなどのミネラル類が含まれています。

さらに、メチオニンやトリプトファンなどの
必須アミノ酸も含まれていますし、
健康に良い脂分も含まれています。

「ごま油」があることからもわかるように、
ゴマには脂質が豊富に含まれています。

脂質というと、健康に悪いイメージを持っているかもしれませんが、
ゴマの脂質は健康に良い成分がほとんどです。

ゴマの脂質はオレイン酸やリノール酸などの
不飽和脂肪酸が8割ですので、
動脈硬化や生活習慣病予防に効果があるんです。

抗酸化作用があるゴマリグナン

151014-4

そして、ゴマの栄養を語る上で
欠かせない栄養素がゴマリグナンです。

ちょっと聞き慣れない言葉ですよね。

でも、「セサミン」という栄養素
聞いたことがある人も多いと思います。

セサミンはゴマに含まれる抗酸化物質ですが、
ゴマにはセサミン以外にもセサモールや
セサミノールなどの抗酸化物質が含まれていて、
ゴマに含まれる抗酸化作用の総称がゴマリグナンなのです。

ゴマリグナンは抗酸化作用がありますので、
動脈硬化予防だけでなく、がん予防や老化防止、
美肌作りの効果が期待できるんです。

また、近年はゴマリグナンの研究が進んでいて、
その中の1つであるセサミンは抗酸化作用だけでなく、
二日酔い防止や肝機能障害の予防、
血中コレステロールの低下、
高血圧予防などの効果があることもわかってきています。

ゴマはすり潰して食べよう!

151014-5

このように栄養がたっぷりで、
生活習慣病に効果があるゴマですが、
あなたはどうやってゴマを食べていますか?

炒りゴマとすりゴマのどちらを使うことが多いでしょうか?

栄養のことを考えるなら、
ぜひすりゴマを使うようにしましょう。

炒りゴマだと皮がついたままですよね。

そして、ゴマの粒はとても小さいので、
ほとんどが噛み砕かれずにそのまま飲み込んでしまうのです。

皮がついたままだと消化できませんので、
ゴマの栄養成分はほとんど吸収されずに排泄されてしまいます。

それではもったいないですよね。

ですからゴマを食べるときは、
炒りゴマではなくすりゴマを選ぶようにしましょう。

すりゴマであれば、
皮が取れている状態で食べることができますので、
しっかりと消化吸収できるんです。

また、ゴマには黒ゴマと白ゴマがありますが、
栄養価的にはどちらも同程度ですので、
好きなほうを食べてOKです。

小さなゴマに含まれる健康パワーを吸収するために、
ゴマはすり潰して食べるようにしましょう。





タグ



2015年10月14日 | カテゴリー:食生活

あわせて読みたい関連記事