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睡眠薬を飲むときに注意すべき4つのこと。増量や中止は医師に相談を!




睡眠薬の注意=翌日に残る

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眠れない、なかなか寝付けない、
夜中に途中で目が覚めてしまうなどの
睡眠障害に悩んでいる人は、
医師から睡眠薬を処方されることがあると思います。

不眠に悩んでいる人が睡眠薬を使うと、
不眠を解消できるというメリットがあります。

さらに、現代の睡眠薬は、
一昔前のような「飲み過ぎたら死ぬ」とか
「重篤な副作用が出る」という
危険なものではありません。

そのため、不眠の人は睡眠薬を飲むのは問題ないのですが、
睡眠薬を飲むなら注意しなければならないことが
4つあるんです。

まず1つ目は、翌日に残る可能性があることです。

睡眠薬の中には短時間だけ効果があるものや
長時間効果が持続するものがあります。

3~4時間で効果が弱まる
超短時間型(マイスリーやハルシオン)なら、
翌日に残る心配はあまりないのですが、
それ以外の睡眠薬(レンドルミン、ロヒプノール、ドラール等)は
翌日起きた後も、体内にその効果が残っている可能性があります。

睡眠薬が残った状態だと、
転倒しやすいですし、車の運転も危険です。

また、記憶がないのに行動しているような
健忘症状が現れることがありますので、
初めて睡眠薬を飲むときは、
翌日は何の予定も入れないほうが良いと思います。

睡眠薬の注意=お酒は厳禁

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睡眠薬を飲むときに注意すべきことの2つ目は、
お酒と一緒に飲むのは絶対にダメということです。

不眠症の人の中には、
寝酒を習慣にしている人が多いと思います。

眠れないからお酒を飲むという習慣がある人は、
睡眠薬を飲むなら、寝酒の習慣は止めてしまいましょう。

アルコールが体内に入った状態で、睡眠薬を飲むと、
睡眠薬の効果が強く出過ぎることがあるんです。

「強く出過ぎるだけなら、
しっかり眠れるから良いじゃない」と思うかもしれませんが、
そんなことはありません。

睡眠薬の効果が強すぎると、
先ほど説明したように翌日に残る可能性が高くなります。

さらに、効果が強く出てしまうと、
普段は起こらないような副作用、
呼吸抑制が出る可能性もあります。

睡眠薬で深く寝てしまうと、呼吸が浅くなってしまって、
体内が低酸素状態になってしまいます。

「浅くなる」だけならまだしも、
呼吸が止まってしまう可能性も捨てきれません。

ですから、睡眠薬を飲むときは
お酒と一緒に飲むのは絶対にダメなんです。

睡眠薬の注意=飲んだらすぐに寝る

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睡眠薬を飲むときに注意すべきこと、
3つ目は飲んだらすぐに寝ることです。

「飲んでもどうせ眠くならないでしょ」と思って、
睡眠薬を飲んだ後も、外出したり、
部屋の中で仕事をしていたりすると、一気に眠気が襲ってきて、
ふらつきから転倒したり、
夢遊病のような状態になってしまいます。

睡眠薬による眠気は、
普段の眠気のように徐々にやってくるのでなく
一気にドスンと眠りに落ちるようなものですので、
飲んだ後はすぐにベッドに入って寝なければいけません。

特に超短時間型の睡眠薬は服用後10~15分で効果が現れますので、
服用してからなんだかんだやっていると、
一気に眠気に襲われて危険ですので、
服用したらすぐに寝ることを習慣づけてください。

睡眠薬の注意=自分で増量・中止をしない

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睡眠薬を飲むときに注意すべきこと、
4つ目は自己判断で増量・中止をしないことです。

「睡眠薬を飲んだのに眠れない」という日もあると思います。

でも、そんな日でも
「眠れないからもう1錠飲もう」というのは止めてください。

睡眠薬を増量すると、耐性がつきやすくなって、
睡眠薬の効果が得られなくなってしまうのです。

また、「最近は体調が良いから、睡眠薬を止めちゃおう」
という場合もあるかもしれません。

医師から処方されている睡眠薬を勝手に止めると、
頭痛やめまい、痺れなどの退薬症状が現れたり、
今までよりも強い不眠に悩まされることがあります。

ですから、睡眠薬は医師の指示通りに服用するようにして下さい。

増量や中止を考えている時は、
医師に相談してからにして下さいね。





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2016年9月30日 | カテゴリー:睡眠

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