夏バテの原因は偏った食生活?インドの食生活を見習って夏バテを防止しましょう。
夏バテの原因は栄養不足?
もうすぐ暑い夏がやってきます。
夏になると食欲が落ちて、
「さっぱりしたものを食べたい」、
「さっぱりしたものしか食べられなくなる」
という人も多いのではないでしょうか?
さっぱりしたものといえば、そうめんやざるそば、
冷やし中華、スイカ、野菜サラダ、
カキ氷やアイスクリームなどですが、
毎日のようにこのようなものばかりを食べていると、
栄養が偏ってしまいますよね。
炭水化物の割合が非常に大きくなり、
そのほかの栄養素は不足しがちです。
炭水化物ばかり取っていると、
血糖値の上がり下がりが激しくなります。
そうすると、体は疲労を感じやすくなり、
夏バテのような状態になってしまうのです。
炭水化物ばかり取って、疲労や倦怠感を感じていると、
食欲はさらに落ちて、さっぱりしたものを食べ、
さらに炭水化物の割合が増えるという悪循環に陥ります。
また、冷たいものばかり食べていると、
胃腸が冷えてしまい、胃腸の働きが低下して
消化機能が落ち、食欲不振の原因の一つにもなります。
夏に不足しやすい栄養素は?
夏は炭水化物や水分の多いものばかり食べてしまいますので、
必要な栄養素が不足しがちになります。
どんな栄養素が不足しやすいのかをご紹介します。
まずは、たんぱく質です。
たんぱく質は、人の体を作る基本的な栄養素ですので、
それが不足すると疲れやすくなり、夏バテが悪化します。
次に鉄分です。
鉄分は、レバー類や海藻類、葉物野菜に多く含まれていますが
鉄分は酸素を運ぶヘモグロビンを作る成分ですので、
鉄分が不足すると貧血になります。
またビタミンB1やビタミンB2や食物繊維も
不足しやすい栄養素です。
ビタミンB1やビタミンB2が不足すると、
疲れやすくなる原因になります。
また、食物繊維が不足すると、
消化器の機能が低下しますので、消化不良を起こしたり、
下痢や便秘になりやすくなります。
夏バテ防止策はインドに学ぼう
では、夏バテをしないためには、どうしたら良いのでしょう?
栄養のバランスを考えた食生活を送ることが一番ですが、
ここは暑い国の食生活から夏バテ防止策を学んでみましょう。
暑い国といえばインドですよね。
インドは最高気温が40℃以上になることも珍しくありませんし
日本よりもエアコンが普及していません。
日本人の感覚でいえば、年中夏バテを起こしそうな環境ですが
インドの人たちが夏バテを起こさないのは、
食生活に秘密があったんです。
インドの食生活といえば、
カレーとチャイ(インド風ミルクティ)です。
暑い時期にカレーなんて、胃腸に負担がかかって、
余計に食欲が落ちそうと思うかもしれませんが、
実は逆なんです。
カレーに使われるスパイス類は、
食欲増進効果や消化促進効果があります。
スパイス類は、食べる漢方薬とも言われていて、
食欲増進や消化促進以外にも
脂肪燃焼や抗菌作用などもあります。
また、インドの国民的飲み物であるチャイにも
スパイス類が入っていますし、
インド人は暑い時期でも毎日数杯のチャイを飲みます。
冷たい飲み物ばかりではなく、熱々のチャイを飲むことで、
胃腸が冷えるのを予防しているんですね。
今年の夏は、インドの食生活を見習って、
夏バテを予防しましょう!