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妊娠中はうつになりやすい?妊娠中のうつ病対策2つとは?




妊娠中はうつ症状が出やすい?

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妊娠は本来ならとてもうれしくハッピーなことであるはずなのに
妊娠中に抑うつ症状が出てしまう、
うつ病になってしまうことがあります。

そうすると、
「私は母親失格だ。母親になる資格がないんだ」
と余計落ち込んでしまうのです。

でも、妊娠中にうつ症状が出るのは
珍しいことではありませんし、
あなただけうつ症状が出るというわけではありません。

なぜなら、
妊娠すると女性ホルモンのバランスが大きく変わります。

妊娠初期にはhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)
の分泌が一気に増加します。

その後、プロゲステロンやエストロゲンが出産まで、
どんどん分泌量が増えます。

この女性ホルモンの分泌量の変化、
バランスの変化は精神的に大きな影響を及ぼすのです。

生理前にイライラしたり、
落ち込んだりする女性は多いですよね。

あれも、ホルモンバランスの変化によるものです。

生理前の少しのホルモンバランスで、
精神的にイライラしたり、
落ち込んだりするのですから、
妊娠して大きく女性ホルモンのバランスが変わったら、
うつ症状が出るのも当たり前だと思いませんか?

それに加えて、授かり婚で予定外の妊娠をした人も多いですし、
出産が近くなると出産への恐怖心や
子供を育てていけるだろうかという心配が出てきます。

ですから、妊娠中にうつ症状が出ても
何もおかしいことではないのです。

妊娠中のうつ病には大豆が良い?

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妊娠中のうつ病を予防するためには、
大豆製品をたくさん食べると良いという研究結果があります。

愛媛大学と東京大学の共同研究で、
妊婦1745人を対象に日ごろの食生活についての
アンケートを実施しました。

その結果、大豆製品の摂取量が多いほうが、
妊娠中にうつ病になりにくく、
大豆製品の摂取量が最も多いグループは、
最も少ないグループに比べて、
うつ病の有病率が37%も低いことが分かったんです。

これは、エストロゲンと構造が似ている
大豆イソフラボンのおかげではないかと考えられています。

大豆イソフラボンはエストロゲンと構造が似ていますが、
エストロゲンが少ない時はエストロゲンの補助的役割として働き、
エストロゲンが多いときは抑制する働きがありますので、
体内のエストロゲンのバランスを保ってくれる作用があるのです。

大豆には良質のたんぱく質や
食物繊維などの栄養が豊富に含まれていますので、
妊娠中の女性は積極的に食べたいですね。

妊娠中のうつ病はパートナー(夫)の理解が大切

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妊娠中のうつ病を予防するためには、
大豆を食べるのも良いですが、
パートナーに妊娠中の事情を
きちんと理解してもらうことも大切です

妊娠中はホルモンバランスのせいで気分が変動しやすいこと、
つわりがひどいと家事ができないこと、
出産への恐怖があること、育児に不安があること、
これらをきちんとパートナーに話して、
理解してもらい、支えてもらうようにしましょう。

ただ、男性は自分が妊娠するわけではありませんし、
妊娠を体験できるわけではないので、
なかなか理解してもらえないことがあります。

そういう時は、妊婦健診に一緒に連れて行って
産婦人科の医師から詳しく説明してもらいましょう。

つわりがひどい時は家事を代わってもらったり、
心のモヤモヤをただ聞いてもらったり、
妊娠中にいたわってもらうだけでも、
うつ病になりにくくなるはずです。

妊娠中はうつ病になりやすいことを知って、
しっかり予防するようにしましょうね。





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2016年11月16日 | カテゴリー:妊娠・出産

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