ストレスで糖尿病に?!新たにわかった原因とは?ストレスと糖尿病の関係について
ストレスで糖尿病になる?!
日本中で950万人が罹っているとされる糖尿病。
糖尿病の原因は、高脂肪・高カロリーの食事・
肥満・運動不足・喫煙ということはよく知られていますが、
実は、新たな糖尿病の原因として注目されているのが、
「ストレス」です。
ドイツのミュンヘン ヘルムホルツ センターという機関の調査で
強いストレスを感じている人は、
糖尿病を発症する確率が45%も高くなる
という研究結果が発表されました。
この研究の中では、5000人超の
ドイツの働く世代を対象に追跡研究を実施しています。
職場で強いプレッシャーを感じている人は、
そうでない人に比べて、
2型糖尿病を発症する確率が45%も高かったとのことです。
この研究では、肥満・年齢・性別などの要因を
取り除いて解析を行っていますが、
それでもストレスと糖尿病との関係は
明確だと述べられています。
ストレスと糖尿病の関係
強いストレスを感じると、
体の中で様々なホルモンが分泌されます。
特に、交感神経が活発になることで、
血糖を上げる作用を持つアドレナリンや
コルチゾールといったホルモンが過剰に分泌され、
血糖値が上がりやすくなってしまいます。
特に、コルチゾールというホルモンは、
ストレスの影響を受けやすいことで知られています。
更に、ストレスを感じることで、
飲酒や喫煙の量が増えたり、
甘いものや高カロリーの食事をドカ食いするなど、
糖尿病を悪化させやすい行動が
起こりやすくなってしまうことも原因です。
糖尿病にならないための、ストレス対処法とは?
ストレスをためないためには、
ストレスを解消する自分なりの方法を持つことが
何より大切です。
仕事の後の1杯や、
自分へのご褒美ディナー・ご褒美スイーツなどで
ストレスを解消する方も多くみられますが、
それでは糖尿病のリスクを高めてしまいます。
体を動かすような趣味を見つけたり、入浴や読書、
ヨガなど、心身をリラックスさせるような
ストレス解消法を見つけるようにしましょう。
米国糖尿病学会では、ストレスに対処する方法として、
以下のような項目を提唱しています。
①環境を変える
②休養を取る
③趣味や娯楽を持つ
④腹式呼吸をする
⑤主治医や専門家に相談する
自分に合ったストレス解消法を見つけられると良いですね。