気になる乳がんの初期症状3つと、セルフチェック法を知りましょう。
乳がんの初期症状=痛み
日本人の女性の部位別のがん罹患数1位は乳がんです。
食生活の欧米化や晩婚化等によって、
日本人の乳がん罹患数が増えてきています。
乳がんは日本人の女性の罹患数1位のがんですが、
死亡数は5位となっています。
発症数は多いのに、
死亡数はそれ程多いわけではないということは、
乳がんは発症しても治る見込みが高いということです。
ただ、乳がんは治る見込みが高いと言っても、
進行すればするほど治る可能性は低くなりますので、
やはり早期発見・早期治療が重要になります。
乳がんを早期発見するためには、
乳がんの初期症状にはどんなものがあるのかを
知っておきましょう。
乳がんの初期症状には主に3つあります。
乳がんの初期症状の1つ目は、痛みです。
乳がんの痛みはチクチクとした痛みを乳房全体に感じたり、
熱を持ったような重い痛みを感じたり、
乳頭付近にかゆみに近い痛みを感じたりします。
もちろん、このような痛みを感じるのは乳がんだけではなく、
乳腺炎などの可能性もありますが、
乳がんの初期症状の可能性もありますので、
早めに検査を受けましょう。
乳がんの初期症状=しこり
乳がんの初期症状の2つ目はしこりです。
乳がんになるとしこりができるのは有名ですよね。
乳房の腫瘍がしこりになるのです。
乳がんのしこりは乳房だけでなく、
脇の下や首の近くのリンパ節にできることもありますから、
乳がんのしこりは乳房以外にもできることを
知っておきましょう。
またしこりによって、
乳房の形が左右で違うようになったり、
皮膚が引きつれたり、
乳房の一部が凹んだりすることがあります。
しこりがあると必ず乳がんというわけではなく、
良性のしこりのこともありますが、
しこりを見つけたら乳がんの可能性は捨てきれません。
乳がんの初期症状=血性の分泌物
乳がんの初期症状の3つ目は血性の分泌物です。
乳房の中でも乳管内にがんができると、
乳頭から血性の分泌物が出てくることがあります。
この血性の分泌物は乳頭を絞らないと
出てこない場合もありますし、
絞らなくても自然に出てきて
ブラジャーに茶褐色のシミができるほど
分泌される場合もあります。
白い分泌物は授乳期でない健康な女性でも出ることはありますが、
血性の分泌物が出たら、
何らかの病気が隠されているということですので、
できるだけ早く医療機関を受診してください。
乳がんはセルフチェックで早期発見を
乳がんは早期発見できれば、完治が可能ながんです。
でも、早期発見をするためには
1年に1回の定期検診だけでは不十分です。
月に1回はセルフチェックをするようにしましょう。
上半身裸の状態で、鏡の前に立ち、
乳房の形状や皮膚の状態に変化はないか、しこりはないか、
乳頭からの分泌物はないかを確認してください。
もし、この月1回のセルフチェックで異常が見つかったら、
乳腺外科を受診してくださいね。
また、もちろんセルフチェックだけでなく、
定期的にマンモグラフィー等で
がん検診を受けるようにしましょう。