ブラックコーヒーでも太る?カフェイン太りとカフェインの適量について知りましょう。
コーヒーの健康効果
最近の研究で、コーヒーは様々な健康効果があることが
分かっています。
コーヒーに含まれるポリフェノールは、
抗酸化作用がありますので、
老化防止だけでなくがん予防にも効果があります。
国立がん研究センターを中心とする研究チームによると
1日にコーヒーを5杯以上飲む人の
肝臓がんの発症リスクは、
飲まない人の4分の1だそうです。
また、アメリカのハーバード大学医学部の研究では
タバコを吸わない女性の場合、
コーヒーを良く飲む人ほど、
脳卒中のリスクが低下することがわかっています。
そのほか、コーヒーは糖尿病やアルツハイマー病、
パーキンソン病、胆石のリスクを下げる
という研究結果も出ていますし、
カフェイン効果により脂肪燃焼や消化促進、
眠気防止作用もあります。
コーヒーで太る?
コーヒーには、カフェインが含まれています。
カフェインには、脳の中枢神経に刺激を与えることで、
新陳代謝を上げて、脂肪の燃焼を促す効果があります。
つまり、コーヒーには、
ダイエット効果があるということですね。
でも、カフェインの脂肪燃焼効果を期待しすぎて、
コーヒーをたくさん飲んで、
カフェインを過剰摂取すると、
逆に太ってしまうこともあるんです。
「コーヒーで太るなんて、
ミルクや砂糖をたっぷり入れているからじゃないの?」
と思うかもしれませんが、
ブラックコーヒーでもカフェインを過剰に摂取すると、
太ることもあるんですよ。
カフェインを過剰摂取すると、
ストレスホルモンといわれるコルチゾールが
多量に分泌されます。
コルチゾールは、血圧上昇や心拍数の増加だけでなく、
エネルギーを体内に蓄えようとする作用があります。
そのため、脂肪が体内に蓄積しやすくなり、
コーヒーを飲んでいるのに、
太ってしまう原因になるのです。
また、カフェインの過剰摂取は、
むくみの原因にもなります。
むくみの原因はナトリウムですが、
通常はカリウムがナトリウムを排出させる役割を
担っています。
しかし、カフェインは、カリウムを奪ってしまうので
ナトリウムが排泄されず、むくんでしまうのです。
カフェインの適量とは?
カフェインを過剰摂取すると、太る以外にも、
カフェイン中毒となり、興奮状態や不眠、動悸、
不整脈などの症状が現れます。
毎日250mgのカフェインを取り続けると
カフェイン中毒になりますので、
コーヒーだと1日3~4杯までが目安となります。
もし、コーヒーのカフェインで脂肪燃焼効果を狙うなら
有酸素運動をする30分前に飲むと良いでしょう。
カフェインは、体内に入った後、
約30分後に効果を発揮しますので、
運動の30分前に飲むと、
体が脂肪を燃焼させやすい状態になりますので、
運動効果がアップしますよ。
コーヒーが健康に良いと言っても、
それは適量を飲んだ場合です。
過剰摂取は、健康を害しますので、
適量を守るようにしましょう。