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貧血の症状はめまいや立ちくらみばかりではない!その体調不良は「かくれ貧血」かも




日常化する体調不良を見過ごさないで

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頑張りすぎる現代人は、
ちょっとした体調不良や身体の変化を見過ごしがち。

「かくれ肥満」や「かくれ不眠」、「かくれ鬱」など、
自覚が少なく、医師の診断こそないものの、
確実に身体に変調をきたしている人が増えています。

そんなかくれ症状のなかでも
気をつけたいのが「かくれ貧血」

定期的な健康診断を受けていれば、
数値で貧血に気づくことができますが、
イメージされる“貧血っぽい症状”が出ていないために、
見過ごしている人も少なくありません。

立ちくらみは貧血でなく「低血圧」のせい?

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貧血というと、
電車の中や学校の朝礼で倒れてしまう場面や、
めまい・立ちくらみなどが思い浮かぶかもしれません。

しかし、これらの症状は低血圧によるものも多く含まれ、
それは貧血とは区別されています。

一般的に「貧血」と呼ばれるのは、
ヘモグロビンという赤血球にある血色素などが
不足している状態のことです。

ヘモグロビンは、全身に酸素を運ぶ働きをします。

そのため、不足すれば呼吸だけでは代謝が追いつかず、
身体中が低酸素状態に陥ります。

低酸素状態になることで様々な症状が現れますが、
徐々に進行する貧血の場合は身体が慣れてしまい、
その症状を自覚することなく
生活を続けてしまうのです。

また、生理を毎月迎える女性は、
潜在的に鉄欠乏の状態になっています。

数値上は貧血と診断されなくても、少しずつ
身体の抵抗力・免疫力が低下しているかもしれません。

低酸素状態が招く貧血の症状

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かくれ貧血の人に多い症状はまず頭痛

それから、疲労感・倦怠感や、
胃の不快感・食欲不振などを訴える人もいます。

頭痛は、低酸素状態が招く症状の最たるものですが、
しばしば繰り返す頭痛を「頭痛持ち」の一言で
片付けてしまってはいませんか?

また、以前と比べて急にお酒に弱くなった、
二日酔いがひどくなったという症状も、
貧血が原因かもしれません。

アルコールを代謝する機関である肝臓は、
鉄分を貯蔵する臓器でもあります。

血液中の鉄分が不足すると肝臓の貯蔵鉄が使われるので、
肝臓がオーバーワークになっているのかもしれません。

もちろん、逆になんらかの疾患により
肝機能が低下しているために貧血気味である
ということも考えられます。

やはり、なにか変調を感じたら、
早めの受診・検査が欠かせません。

睡眠と食事で脱貧血!

Woman Sleeping

貧血の改善には充分な睡眠正しい食事が有効です。

身体をしっかりと休め、
赤血球を増やすために必要なタンパク質と
鉄分を含む食品をたくさん摂りましょう。

ほうれん草や海草、
大豆などにも鉄分は多く含まれますが、
調理の際にかなり流出してしまいます。

肉・魚・レバーなどに含まれる動物性の鉄分は、
植物性鉄分に比べて吸収もよく、
効率よく摂取することができます。

食品から充分に摂取できない場合は、
サプリメントを利用するのも良いでしょう。

その際は、過剰摂取による鉄沈着症にならないよう、
適量を知ることが大切です。





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2013年11月16日 | カテゴリー:健康全般 健康食品

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