夏が来る前に、生活習慣の改善と痩せホルモンでダイエットしましょう。
お腹が出るのはなぜ?
夏が近づき、薄着になる季節ですね。
薄着になると、気になるのが体型です。
二の腕や太ももも気になりますが、
意外に目立つのがお腹です。
特に、若いうちはそれほど気にならなかったのに、
30代以降になって急激にお腹に贅肉がつき始めた
という人も多いのではないでしょうか?
なぜ、年齢を重ねると贅肉はお腹周りにつきやすいのでしょう?
まず、年齢を重ねると筋肉量が落ちます。
最近の研究では、
筋力アップを意識せずに日常生活を送っていると、
1年で1%ずつ筋肉量が落ちていくことがわかっています。
筋肉量が多ければ多いほど、
維持するためのエネルギーが必要になりますので、
基礎代謝量は上がりますが、筋肉量が減れば、
当然基礎代謝量は減りますよね。
基礎代謝量が下がれば、以前と同じだけの量を食べていても、
過剰なエネルギーが脂肪として蓄積します。
年を取ると体重が落ちにくいというのは、
こういう理由があるからなんです。
そして、その余分な脂肪がお腹周りにつく理由は、
お腹周りには骨がなく、皮膚が伸びやすいことに加えて、
重要な臓器がありますので、
それを守ろうとして脂肪がつきやすいからなんです。
ダイエットは基本的なことから
本格的な夏が来る前に、
ダイエットしたいと考えている人は、
基本的な生活習慣を見直すことから始めてみませんか?
まず、朝食抜きは止めましょう。
朝は時間がないし、カロリー制限にもなるから、
朝食を食べないようにしているという人もいるでしょう。
でも朝食を食べないと、
体が眠ったままの状態が続きますので、
代謝が上がりません。
また、昼食時にはエネルギーが欠乏していると脳が勘違いして
昼食分のエネルギーを脂肪として
体内に溜め込もうとしますので、
カロリー制限をしているのに痩せないという
ダイエットの挫折要因につながります。
次に、飲み物を見直しましょう。
水分補給に飲んでいるのは、水やお茶ですか?
ジュース類や加糖の紅茶、
コーヒーなどを飲んでいないでしょうか?
ジュース類など加糖飲料は、カロリーオーバーの原因です。
水分補給や休憩時のお茶やコーヒーは、
無糖のものを選びましょう。
もちろん、アルコール類にもカロリーがありますので、
気をつけてください。
痩せホルモンを利用しよう!
痩せホルモンと呼ばれるホルモンがあることをご存知ですか?
痩せホルモンとはGLP-1というホルモンです。
GLP-1は、インスリンの分泌を促すとともに
血糖値を上昇させるホルモンの分泌を抑え、
血糖値を一定に保とうとする働きがあります。
血糖値がある程度一定に保たれれば、
余分なエネルギーが脂肪として蓄積されることを防ぎますので
GLP-1 は痩せホルモンと言われているのです。
GLP-1は通常、
消化管に食べ物が入ったことで分泌されるホルモンですが、
炭水化物以外にもGLP-1の分泌を促す食べ物の成分があります。
それは、食物繊維とEPAです。
食物繊維は海藻類や豆類、野菜などに豊富に含まれています。
そして、EPAは魚介類に多く含まれてて、
特にサバの缶詰やいわしの缶詰にはEPAが豊富に含まれています。
食物繊維とEPAは、健康にも良い成分ですので、
積極的に食べて痩せホルモンの分泌を促し、
健康的にダイエットしましょう。