もしかしたらADHD?大人のADHDの特徴を知っておきましょう
もしかしたらADHD?!「浮いている人」の正体とは
オフィスに、なんだかいつも落ちつかず、
仕事もミスやなくしものが多い。
期日や納期までに仕事をするのが苦手で、
デスクも散らかりがち・・・という人はいませんか?
実は、これらの特徴が、
ADHDという障害の1つである可能性があるのです。
ADHDとは?
ADHDは、正式には
Attention-deficit / hyperactivity disorder:
注意欠如・多動性障害と言います。
年齢や発達に不釣り合いな不注意さや多動性、
衝動性を特徴とする発達障害です。
ADHDは親のしつけや育て方によるものではなく、
先天的なものです。
大人のADHD
ADHDは、
通常は小学校入学前後に発見されることが多いのですが、
「ちょっと変わった子」として、一般的な教育課程を経て、
社会人になってから発見されるケースもあります。
知能的にはむしろ高い場合も多く、
「ちょっと変わったけど頭のいい子」として、
良い大学から企業へ入社することもあるため、
入社後に周囲との摩擦や
仕事の成果を挙げられないことに悩むケースも見られます。
もしかしてADHD?チェックリスト
□落ち着かずに貧乏ゆすりなどが多い
□衝動買いをしてしまう
□会議中に不用意な発言をしてしまう
□周りに相談せずに、独断で重要なことを決めてしまう
□会議や仕事に集中できない
□仕事に必要なものをなくす、忘れる
□仕事の締切に間に合わない
□仕事を最後まで終えることが難しい
□仕事でケアレスミスが多い
□家事をしていても他のことに気を取られてしまう
□部屋が片づけられない
□外出の準備が時間までに間に合わない
□金銭の管理が苦手
(※参考 ADHD.co.jp https://www.adhd.co.jp/)
ひょっとしてADHD?と思ったら
部下や同僚がADHD?と疑われ、
仕事や職場の人間関係に大きな影響を及ぼしている場合は、
まず職場の産業医(企業ごとに選ばれている医師)に
相談してみましょう。
いきなり本人へ
「ADHDの疑いがある」と指摘してしまうと、
本人もなかなか受け入れられないのは当然です。
その結果、
関係がこじれ、解決が難しくなる場合があります。
本人が納得すれば、次のステップは専門医の受診です。
診断に必要な受診先は、精神神経科です。
産業医もしくは職場の管理者と相談の上、
慎重に受診を勧めるのが最善の策でしょう。
高い能力を持っているケースも多いため、
人との折衝を避ければ、技術開発職などで
能力を発揮することも十分期待できます。
大切なのは、周囲が正しい理解をもち、
専門医や産業医と連携を持ちながら見守る姿勢です。