痩せすぎも太りすぎもダメ!適正体重を保つようにしましょう。
20代女子は食糧難時代以下?
現代の日本は飽食の時代とされています。
「食糧難」、「飢え」からは程遠いですよね。
でも、20代の女性の摂取カロリーは
食糧難時代以下だという調査結果が出たんです。
厚生労働省の2013年「国民健康・栄養調査」によると
20代女性の平均摂取カロリーは1628キロカロリーでした。
終戦直後の1946年2月の都市部の
平均摂取カロリーは1696キロカロリーです。
現代の20代女性の摂取カロリーは、
終戦直後の食糧難の時代の摂取カロリーよりも少ないんです。
この飽食の時代に、
食糧難以下の摂取カロリーなんて驚きですよね。
実際に、BMI値が18.5未満の「やせ」に分類される20代女性は
21.5%と2割以上にも上ります。
痩せすぎは栄養不足になりますので、
貧血や免疫力低下を招きます。
また、若い女性の場合、
生きていく上で最低限の栄養素とカロリーは確保できていても、
妊娠・出産のための栄養素は足りていないこともあります。
そうすると、
胎児の発育不良や先天性奇形を招くこともありますし、
将来の生活習慣病発症のリスクが上がることがあるんです。
肥満は病気!
日本の若い女性は痩せすぎの人が多いことが問題ですが、
世界的に見ると肥満が社会問題になっています。
肥満の増加は日本だけではなく、世界的な問題なんです。
現在、世界の肥満人口は21億人(3人に1人)が
肥満であるとされています。
ミクロネシアの国々の中には、
肥満の割合は80%を超えているところもあるんです。
また、肥満の人数はアメリカや中国、
インドなどで多くなっています。
肥満になれば、メタボリックシンドローム一直線です。
そうなれば、今度は生活習慣病になります。
高血圧になり、糖尿病になり、動脈硬化になり・・・。
これらの生活習慣病を発症すれば、心疾患や脳卒中、
腎不全のリスクはドンドン上がっていくんです。
適正体重を保つことが大切
健康のためには、痩せすぎもダメですし、
太りすぎもよくありません。
適正体重を保つように心がかけましょう。
自分の適正体重は、BMIでわかります。
BMIは体重(kg)を身長(m)の2乗で割ったものです。
BMIが18.5~25未満が適正体重ですので、
まずは自分が適正大樹かどうかをチェックしましょう。
適正体重を保てば、
糖尿病などの生活習慣病にかかるリスクは低くなりますし、
健康寿命も長くなるんです。
日本肥満学会によると、
BMIが22だと統計上最も病気にかかりにくいとしています。
適正体重から外れている人は、
一度自分の食生活と運動習慣を見直してみましょう。
そうすれば、なぜ自分が適正体重ではないのか、
適正体重にするにはどうすれば良いのかが見えてくるはずです。