食道がんの発症リスクを下げる生活習慣3つ!食道がんを予防する生活習慣とは?
食道がんの原因=熱い飲み物
日本人の場合、食道がんの死亡率は男性だと10万人に15.8人、
女性だと3.0人とそれほど高いわけではなく、
がんの中でも割合的には
それ程発症リスクや死亡率が高いがんというわけではありません。
でも、食道がんは生活習慣と密接な関係があるがんです。
生活習慣を見直すことで、
食道がんの発症率を下げることができます。
食道がんの原因となる生活習慣には
どのようなものがあるのでしょうか?
食道がんの原因となる生活習慣の1つ目は
熱い飲み物を飲むことです。
国連のがん研究機関である国際がん研究機関(IARC)は
とても熱い飲み物は食道がんの要因に
恐らくなるであろうとの研究結果を発表しました。
IARCはコーヒーやマテ茶に
発がん性があるのではないかとして研究を続けてきましたが、
コーヒーやマテ茶自体に発がん性があるわけではなく、
飲み物の温度が発がんに関係しているという結論に至りました。
非常に熱い飲み物を飲むと、
食道の粘膜を傷つけることになりますので、
粘膜の損傷からがん細胞が発生し、
食道がんを引き起こすことになるのです。
IARCによると65℃以上の飲み物を飲むと、
がんの発症リスクが上がるそうですので、
熱い飲み物やスープは冷まして飲むようにしましょう。
食道がんの原因=アルコール
食道がんの原因となる生活習慣の2つ目は、
アルコールつまり飲酒です。
アルコールは肝臓がんを引き起こすことはみなさんご存知ですよね。
でも、アルコールが原因となるがんは肝臓がんだけではありません。
食道がんも引き起こすんです。
アルコールが肝臓で分解される時には、
アセトアルデヒドという物質が発生します。
このアセトアルデヒドは発がん性があるんです。
そのため、肝臓で発生したアセトアルデヒドは、
血流に乗って食道を直撃しますので、
食道がんのリスクが上がるのです。
アルコールは適量だと百薬の長とも言われていますので、
禁酒する必要はありませんが、飲み過ぎは絶対にNGです。
できるだけ控えめにしておいたほうが良いでしょう。
食道がんの原因=タバコ
食道がんの原因となる生活習慣の3つ目は、タバコです。
タバコは咽頭がんや肺がんの原因になるものです。
なぜなら、タバコの煙には発がん性物質が含まれているからです。
タバコの煙には50種類以上の発がん性物質が含まれていて、
特に、ベンゼンやカドミウム、ヒ素、ニッケルなどは
発がん性が非常に高いことがわかっています。
タバコの煙は吸い込むものだから、
肺に影響があるのはわかるけど、食道は関係ないのでは?
と思うかもしれませんが、
タバコの煙は全て肺に入るというわけではありません。
無意識のうちに食道にも流れていきます。
つまり、タバコを吸うと、
食道の粘膜に発がん性物質が付着することになるんです。
喫煙は何のメリットもありませんので、
禁煙を心がけるようにしましょう。
食道がんは熱い飲み物を止める、
アルコールは控えめに、禁煙するという3つで、
発症リスクを下げることができます。
この3つは全て今からできることですから
今から食道がんを予防する生活習慣を始めましょう。