あなたはどの姿勢?うつ伏せ、横向き、仰向けのそれぞれのメリットデメリット
うつぶせ寝のデメリット
あなたは、寝る時にどんな姿勢で寝ていますか?
仰向けの人、うつぶせの人、
横向きの人といろいろいると思います。
毎日同じ姿勢で寝ないと眠れない人、
その日によって寝る姿勢が違う人もいると思いますが、
寝る姿勢によっては健康に悪影響が出るって知っていますか?
毎日、うつぶせで寝ている人は要注意です。
うつぶせ寝は健康へのデメリットがいくつかあるのです。
うつぶせは気道が狭くなりにくいので、
いびきをかかなかったり、
睡眠時無呼吸症候群の予防になるのです。
でも、胸部を長時間圧迫したり、
首を常に傾けて寝ていますので、
全身の骨格にゆがみが生じやすくなります。
また、腰が反り気味になりますので、
腰痛の人がうつぶせで寝ると、
さらに腰痛が悪化する可能性もあるのです。
枕と顔の位置によっては顎の関節に過度の負荷がかかりますので、
顔の骨格が歪んで歯並びが悪くなったり、
顎関節症が起こるリスクも上がります。
横向きで寝るのは?
次は、横向きで寝ることでの健康への影響です。
横向きで寝ると、身体の片側に大きな負担がかかりますので、
片側だけの肩こりが生じたり、片側だけ血流が悪くなったり、
骨格がゆがんだりするリスクがあります。
ただ、横向きで寝るとメリットもあるのです。
横向きで寝ると、舌が喉に落ちにくい、
舌根沈下が起こりにくくなりますので、
睡眠時無呼吸症候群の人には
横向きで寝ることをおすすめします。
また、右側を下にして寝ると、胃に食べ物が溜まりにくく、
すぐに腸へ移動しますので、消化を助け、
胃もたれが起こりにくくなります。
また、吐き気をもよおしている時にもおすすめです。
さらに、右側を下にして寝ると、
心臓を圧迫することもなくなりますので、
快適に眠ることができるでしょう。
健康のためには仰向けで
最後に、仰向けで寝る時の健康への影響を考えていきます。
仰向けで寝ると、一部分だけに圧力がかかることもなく、
全身のバランスよく圧力が分散されますので、
骨格の維持にも良いですし、全身のバランスにも良いのです。
血流が全身にくまなく行き渡るようになりますので、
血栓ができにくく、
健康維持には最も良い姿勢といえるでしょう。
ただ、睡眠時無呼吸症候群の人には
仰向けで寝るのはおすすめできません。
仰向けで寝ると、舌根沈下が起こりやすく、
気道を圧迫して、呼吸が止まってしまうことが多いので、
とても危険なのです。
うつぶせ寝、横向き、仰向けと3種類の寝る姿勢の
メリットやデメリットをご紹介しましたが、
健康のためには仰向けが一番良いと思います。
ただ、一番重要なのは自分が一番楽だと思える姿勢で寝ることです。
でも、自分では熟睡しているつもりでも
肩や腰に負担がかかっている可能性がありますので、
色々な寝る姿勢を試してみて、
一番楽で熟眠感を得られる姿勢を選ぶと良いでしょう。