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定期予防接種が原則無料になった子宮頸がんワクチン。その注意点を知ろう




子宮頸がんの原因

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最近、20代~30代の女性の間で、子宮頸がんの発症が増加して
きています。
20代~30代の女性の発症するがんの第一位で、年間約8000人が
発症し、約2400人が子宮頸がんで死亡しています。

子宮頸がんの原因は、ほぼ100%がヒトパピローマウイルス(HPV)
というウイルスに感染することです。
HPVは、現在確認されているだけでも約200種類あり、このうち
発がん性の高いものは15種類あります。

このHPVは性交渉によって感染し、発がん性のないものも含めれば、
女性の約80%は一生のうち一度はHPVに感染すると言われています。

そのため、子宮頸がんは女性なら誰でもなる可能性がある病気なのです。

ワクチン接種で予防しよう

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発がん性のウイルスが原因の子宮頸がんですが、ウイルスが原因であると
いうことは、感染症の一種ですので、ワクチンを接種すれば子宮頸がんを
予防することが可能です。

海外では100ヶ国以上でこの子宮頸がんワクチンが使用されていて、
ワクチン接種が義務化されている国もありますが、日本ではつい最近の
2009年に承認され、使用が開始されています。

そして、平成25年度からは子宮頸がんワクチンが定期予防接種になりました。
今までは、自費で合計5~6万円を負担しなければなりませんでしたが、
定期予防接種になったため、原則無料で予防接種を受けられるようになりました。

子宮頸がんの予防接種は、小学6年生から高校1年生までの女子が対象で、
半年間の間に3回の接種を受ける必要があります。

この定期予防接種は、ワクチン接種を義務化するわけではありません。
個人には予防接種を受ける「努力義務」が発生するだけですので、
予防接種を受けるか受けないかは自分で判断することになります。

子宮頸がんワクチンの注意点

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子宮頸がんワクチンを接種すれば、子宮頸がんが100%予防できると
思っている人はいませんか?これは大きな間違いです。

子宮頸がんワクチンで予防できるのは、発がん性のある15種類の
HPVの中でも16型と18型の2種類のみです。
この2つのウイルスで、子宮頸がん全体の約60%を占めていますが、
残りの40%には効果がないのです。

また、ワクチンの有効期間は、現在確認されている最長期間は
約9年間です。

そのため、ワクチンの子宮頸がんを予防するためには、ワクチンを
接種した後も、年1回の健診を受ける必要があります。

さらに、ワクチンは人間の身体にとっては「異物」ですので、副作用が
出る可能性もあります。
子宮頸がんワクチンの副作用には、接種部位の疼痛や発赤だけでなく、
頭痛や嘔吐、下痢、発熱があったり、まれにアナフィラキシー症状や
ショック状態に陥ったり、迷走神経反射による失神も報告されています。

このような注意点はありますが、子宮頸がんワクチンが予防に効果が
あるのは間違いありません。
注意点をしっかり把握した上で、子宮頸がんワクチンを接種するかどうか
決めましょう。





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2013年5月23日 | カテゴリー:ガン 予防

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