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糖尿病の原因はマグネシウム不足だった?マグネシウムは和食を食べて摂取しましょう。




糖尿病の原因はマグネシウム不足?

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糖尿病は生活習慣病であり、糖尿病予備軍も含めると
患者数は2000万人以上にもなりますので、
国民病とも言える病気です。

糖尿病の原因は、
食べ過ぎや運動不足による肥満とされています。

でも、日本人の場合は、
太っていないのに糖尿病を患っている人がいますよね。

これは、どうしてなのでしょう?

この糖尿病の原因と実情の矛盾を調査し、
糖尿病の原因について新たな説を打ち出したのが
東京慈恵医科大学の横田教授です。

横田教授は、
糖尿病の原因をマグネシウム不足だとしています。

ミネラルの一種であるマグネシウムが原因なんて、
ちょっと意外ですよね。

日本では1970年ごろから、
急激に糖尿病患者数増えていますが、
これは食生活の欧米化による
摂取カロリーの増加が原因と言われていました。

確かに、
日本は1960年代から食生活の欧米化が進みましたが、
実は1970年以降現在まで、
摂取カロリーや脂肪摂取量は増えていないんです。

それでも、糖尿病患者が増加するのは、
食生活の欧米化に伴うマグネシウム不足が
原因ではないかと横田教授は考えたのです。

実際にマグネシウムはインスリンの働きと関係があり、
マグネシウムが不足すると
糖が細胞内に取り込まれにくくなるため、
血糖値が上昇しやすくなります。

日本人のマグネシウム摂取量

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マグネシウム不足が糖尿病の原因
という新説が出てきましたが、
実際に日本人はどのくらいマグネシウムが
不足しているのでしょう?

マグネシウムの1日あたりの推奨摂取量は、
男性の18~29歳が340mg、
30~49歳が370mg、50~69歳が350mg、
女性の18~29歳が270mg、
30~49歳が280mg、50~69歳が290mgとなっています。

しかし、厚生労働省のデータによると、
実際に摂取している量は成人男性で260mg、
成人女性で232mgしかありません。

男性は推奨摂取量の約70%、
女性は約80%しか摂取していないことになります。

マグネシウムを摂取するには?

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では、どうやったらマグネシウムを
摂取できるのでしょう?

マグネシウムを摂取するには、
やはり和食が一番最適です。

マグネシウムを多く含む食品には、
海苔やひじきなどの海藻類、大豆などの豆類、
魚や牡蠣などの魚介類、
納豆や油揚げなどの大豆製品や豆類、
くるみやゴマなどナッツ類などがあります。

どの食品も、伝統的な和食には欠かせないものですよね。

また、手軽にマグネシウムを摂取するには、
バナナがおすすめです。

バナナ1本には約20mgのマグネシウムが含まれています。

食生活を和食中心にし、
バナナ1本を朝食に付け加えると良いでしょう。

マグネシウム不足は糖尿病だけでなく、
心不全や不整脈を引き起こしますので、
しっかり摂取したいですね。

ただ、食事から摂取する場合は過剰摂取の心配はありませんが、
サプリメントから摂取する場合は
下痢を起こす可能性がありますので、
摂取上限の350mgを守るようにして下さい。





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2014年3月14日 | カテゴリー:生活習慣病 食生活

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