コーヒーで生活習慣病や喘息、アレルギーを予防しましょう!
コーヒーで生活習慣病を予防!
一昔前は、コーヒーというと
「胃が荒れる」、「眠れなくなる」、「肌に悪い」などの
マイナスイメージが先行し、
健康に良くない飲み物と思われていましたが、
最近ではコーヒーの成分に関する研究が進み、
コーヒーは健康に悪くなく、
むしろ健康に良い飲み物であることがわかってきました。
コーヒーには、抗酸化物質である
ポリフェノールが豊富に含まれています。
抗酸化物質とは、老化を防止してくれる物質です。
つまり、加齢に伴う変化を遅らせてくれますので、
動脈硬化やがん、高血圧などの生活習慣病を
予防してくれるのです。
コーヒーは喘息にも有効?
コーヒーの成分で、
一番最初に思い浮かぶものはカフェインだと思います。
カフェインというと、「眠気覚ましに効果がある」、
「興奮作用がある」というイメージがありますよね。
確かに、カフェインにはそのような効果もあるのですが、
カフェインは喘息予防にも有効なんです。
カフェインには興奮作用、覚醒作用がありますが、
これは自律神経のひとつである
交感神経を優位にさせるためです。
交感神経が優位になると、気管支平滑筋が弛緩し、
気管支が拡張します。
喘息はアレルギー反応で気管支が細くなってしまうことで、
息苦しさや咳が出てしまう病気ですので、
カフェインの作用で気管支が拡張していると、
喘息発作が出にくくなるのです。
実際に、1983年にイタリアで9万人を対象に行われた調査では
コーヒーを1日3杯以上飲む人は、
コーヒーを飲まない人に比べて
喘息になるリスクが28%も低いという結果が出ています。
コーヒーでアレルギー予防!
コーヒーにはアレルギーの症状を軽減する効果もあります。
アレルギーは、
異物が体内に侵入した時の過剰反応によって起こりますが、
この反応のひとつが肥満細胞からの
ヒスタミンの過剰分泌です。
ヒスタミンは、アレルギーの症状である鼻水やくしゃみ、
蕁麻疹などを引き起こす原因物質で、
アレルギーの原因と言うことができます。
コーヒーに含まれるポリフェノールはエピカテキンですが、
エピカテキンは肥満細胞からヒスタミンが分泌されるのを
抑制してくれる効果があるんです。
また、コーヒーにはマンノオリゴ糖という
オリゴ糖の一種も含まれています。
オリゴ糖は、腸内細菌のバランスを保ち、
乳酸菌を増やすという効果があります。
腸内環境が良くなり、乳酸菌が増えれば、
免疫力がアップし、アレルギー症状が抑えられます。
コーヒーには、このような健康効果がありますが、
飲み過ぎるとカフェイン中毒になり兼ねませんので、
健康に良いからといってがぶ飲みすることはせずに、
適量を守るようにしましょう。