間違ったダイエット方法は隠れ肥満になる?ダイエット中の正しい食事について知りましょう。
単品ダイエットは効果がある?
女性の中で、
「今までダイエットをしたことがない」、
「ダイエットしようと思ったことがない」、
という人はとても少ないと思います。
女性だったら、
一度は「痩せてきれいになりたい!」
と思ったことがあるのではないでしょうか?
ダイエット方法にはいろいろあり、
新しいダイエット方法がどんどん生まれています。
そんな中で、手軽で効果があると言われているのが、
単品ダイエットです。
単品ダイエットとは、ある一つの食品だけを
好きなだけ食べて良いというダイエット方法です。
リンゴダイエットや卵ダイエットなどが有名ですね。
この単品ダイエット法は、
確かに比較的早く体重が落ちてきますし、
お金もかからないというメリットがありますが、
デメリットもあるので注意が必要です。
単品ダイエットのデメリットは、
栄養が偏ってしまうことです。
単品ダイエットを続けていると、必要な栄養分が補えず、
低血糖やたんぱく質、脂質不足になります。
栄養不足になると、体の防御機能が働いて、
必要なエネルギーを補うために筋肉や骨を分解し、
体脂肪率が高くなり、基礎代謝が低下します。
そうすると、リバウンドしやすくなりますし、
体重は減っても体脂肪率は上がるという
隠れ肥満になる可能性があるのです。
糖質制限ダイエットも、過度に糖質を制限してしまうと、
同じような理由で隠れ肥満になる可能性があります。
食べ順ダイエットは効果がある?
最近話題になっているダイエット方法が、
「食べ順ダイエット」です。
食べ順ダイエットとは、食事の際は最初に野菜を食べ、
次にたんぱく質、最後に炭水化物を食べるというものです。
この食べ順ダイエットの狙いは、
血糖値の急激な上昇を抑えることです。
野菜を先に食べ、炭水化物を最後に食べることで、
血糖値を緩やかに上昇させて、
インスリンの分泌を抑えるのです。
インスリンが多量に分泌されると、
糖が脂肪として蓄積されやすくなります。
ただ、この食べ順ダイエットの根拠となる論文は、
野菜を食べた10分後に白米を食べた時と、
その逆の順序の場合を比較すると、
血糖値の上がり方に有意な差が見られると言うものです。
でも、実際の食事で野菜を食べた後、
10分置いて炭水化物を食べるなんてできないですよね。
短時間での食べ順ダイエットに効果があるかは、
科学的にはまだ解明されていません。
ダイエットは栄養のバランスよく
ダイエット方法にはいろいろなものがありますが、
ダイエットの基本は適度な運動と
栄養のバランスがよい健康的な食事をすることです。
糖質を抑えすぎるとリバウンドも大きく、
たんぱく質を制限すると、
筋肉が落ちやすいので、基礎代謝が下がり、
脂質を完全にカットすると必須脂肪酸が取れなくなります。
栄養のバランスって難しいですよね。
慶応大学医学部の坪田教授によると、
摂取カロリーの割合は、
「炭水化物:たんぱく質:脂質=4:3:3」
が理想とのことです。
この4:3:3を考えながら、
栄養のバランスが良い食事を取り、
健康的にダイエットしていきたいですね。