コタツで寝るのは健康に悪い?コタツと睡眠について知りましょう。
コタツで寝ると脱水に
冬になると、コタツを出しているご家庭も多いと思います。
コタツで温まっていると、ついついウトウトして寝てしまい、
気がつくと朝だったという経験がある人もいますよね。
でも実は、コタツで寝ることは、とても危険なんです。
コタツで寝ると、脱水になってしまいます。
普段、コタツ以外の布団やベッドで寝ていても、
寝ている間にコップ1杯分の水分が
知らないうちに体から蒸発しています。
普段でもコップ1杯分の水分が蒸発しているのに、
温かいコタツの中にいたらどうなるでしょう?
当然もっとたくさんの水分が蒸発していきますよね。
そうなれば、体内は水分不足になり、脱水になってしまいます。
脱水になれば、体がだるい、頭が痛いなどの症状が出てきますし、
血液がドロドロになりますので、
心筋梗塞や脳梗塞のリスクが高まります。
コタツでうっかり寝てしまったことで、心筋梗塞を起こし、
そのまま命を落とすということもあり得るのです。
コタツで寝ると疲れが取れない
コタツで寝ると、
起きた後に体が疲れていることがありますよね。
普通、睡眠を取ると、疲れが取れますよね。
でも、コタツで寝ると体が疲れてしまうのはなぜなんでしょうか?
通常は睡眠中は体温を下げることで、
リラックスさせる副交感神経が優位になり、
熟睡することができて、疲労を回復させるのです。
コタツの中は温度が高いですよね。
そうすると、体温は高い状態が続きます。
そうすると寝ているのに、脳が「起きている状態」と勘違いして、
交感神経が活発になるんです。
そのため、寝ていてもいまいちグッスリ眠ることができず、
疲れが取れない、むしろ疲れたということになるんですね。
また、コタツで寝ていると、思うように寝返りをうてませんので、
ずっと同じ姿勢で寝ることになり、
それで体の筋肉が凝り固まってしまうことも、
コタツで疲れが取れない原因の1つです。
コタツで寝ると風邪を引きやすい
コタツで寝ると、翌朝喉が痛い、
咳が出るなど風邪を引いてしまうことがありますよね。
これは、コタツに入っていると、
体力を消耗して免疫力が低下するためです。
温度が高いコタツに入っていれば、体温は高くなります。
そうすると、体力を消耗してしまうんです。
インフルエンザなどで高熱が出ると、体力を消耗しますよね。
あの状態と同じことです。
体力を消耗すれば、免疫力は下がります。
また、コタツに入ることで脱水になりますので、
鼻や喉の粘膜が乾燥して、ウイルスが侵入しやすくなるのです。
そのため、コタツで寝ると、風邪を引きやすいのですね。
コタツに入って横になると、ついウトウトして、
寝室に移動するのが億劫になってしまいますが、
健康のためにもコタツで寝るのは止めましょう。