コーヒーを飲んで健康に!コーヒーの健康効果を知りましょう。
コーヒーはポリフェノールがたっぷり!
数年前まで、コーヒーは胃を荒らす、肌に悪いなど
「美味しいけれど、あまり健康には良いものではない」
という認識でしたよね。
でも、いろいろな研究が進んだ現在では、
コーヒーは健康に良い飲み物だということがわかっています。
コーヒーが健康に良い飲み物である根拠は、
コーヒーにはポリフェノールが
たっぷり含まれているからなんです。
コーヒーにはクロロゲン酸というポリフェノールが含まれています。
ポリフェノールといえば、強い抗酸化作用を持つ物質ですよね。
そして、その抗酸化作用で動脈硬化やがん、
糖尿病を予防してくれますし、
細胞が老化するのを防いでくれるんです。
ポリフェノールは、抗酸化作用、抗がん作用、抗肥満作用、
脂肪代謝調節作用、口臭抑制作用、抗疲労作用などが確認されています。
コーヒーのポリフェノールは、赤ワインよりもやや少ないですが、
緑茶の約2倍も含まれているんです。
ギリシャコーヒーがより効果的?
ギリシャコーヒーを知っていますか?
ギリシャコーヒーとは、
ギリシャのイカリア島でよく飲まれているコーヒーで、
挽いたコーヒー豆を水に入れて沸騰させて作ります。
ギリシャのアテネ大学がイカリア島で
65歳以上の男女計142人を選び、
コーヒーの飲み方と血管年齢の関係を調査しました。
その結果、ギリシャコーヒーを飲んでいる人は、
そのほかの種類のコーヒーを飲んでいる人たちよりも、
血管年齢が若いことがわかったんです。
高血圧の人だけを比較した場合でも、
ギリシャコーヒーを飲んでいる人のほうが、
ほかのコーヒーを飲んでいる人よりも血管の状態は
良かったとのことです。
ヨーロッパの90歳以上の人口は0.1%程度ですが、
イカリア島は1%に達しています。
イカリア島は長寿の島として有名なんです。
イカリア島の長寿の秘密は、ギリシャコーヒーなのかもしれませんね。
コーヒーに鎮痛作用?
コーヒーに含まれるポリフェノールの研究が進んでいますが、
ポリフェノール以外にもコーヒーには
健康に役立つ成分が含まれていることがわかりました。
ブラジルの農牧研究公社とブラジリア大学の共同研究で、
コーヒーに鎮痛作用のあるペプチド(たんぱく質の破片)が
含まれることがわかったんです。
このペプチドには鎮痛効果や穏やかな鎮静効果があり、
モルヒネに似た効果が期待できるそうです。
しかも、マウス実験でモルヒネよりも
効果の持続時間が長いことも明らかになりました。
新たな鎮痛剤がコーヒーから生まれるかもしれませんね。
また、食肉処理される時の家畜のストレス軽減にも
応用できるのではないかと期待されています。
コーヒーの健康効果は、まだ知られていないだけで、
まだまだ隠されているのかもしれません。
今後も、コーヒーの新たな研究に注目したいですね。