冬は転倒しやすい季節!冬にロコモにならないように気をつけましょう。
冬は寝たきりになりやすい?
ロコモという言葉を聞いたことがあるでしょうか?
ロコモとは、ロコモティブシンドロームのことで、
筋肉や骨、関節など立ったり歩いたりなど動くための機能が
低下している状態のことです。
このロコモは寝たきりの原因になるため、
ロコモを予防することが健康寿命を延ばすためには
大切なことなんです。
このロコモは、実は季節に関係があるんです。
ロコモになりやすい季節は、ずばり冬です!
冬はロコモになりやすい季節なんです。
冬は寒いのでどうしても運動量が落ちますよね。
運動量が落ちれば、筋肉量が低下し、転びやすくなるのです。
また、寒いと筋肉や神経が思うように動かずに、
転倒してしまうこともあります。
そして、冬は厚着をしますよね。
厚着をすると、体を動かしにくくなりますので、
ちょっとした段差などに躓きやすくなります。
また、北国では路面が凍結して転倒することもあります。
健康な若者は、転んでも擦り傷や打ち身程度で済みますが、
高齢者が転ぶと骨折することが多いんです。
骨折をすれば、安静を強いられることも多いですし、
骨折の部位や程度によっては手術が必要となりますので、
高齢者の場合は骨折をきっかけに
寝たきりになってしまうことが珍しくないのです。
冬は転倒しやすいと認識することが大切
冬や転倒から、
ロコモを発症し寝たきりになるリスクが高い季節ですが、
どうすれば予防できるのでしょう?
まずは、高齢者が「冬は転倒しやすい季節」
であることを認識しておく必要があります。
「冬は転びやすいから、気をつけなくちゃ!」と思うだけで、
転倒をある程度防ぐことが可能です。
ちょっとした段差を上る時も、
いつもよりも意識的に足を上げるようになります。
また、凍結した路面を歩くときも、
転倒しないように慎重になりますよね。
ですから、冬のロコモを防ぐためには、
まず冬は転びやすい季節であること、
高齢者は特に注意する必要があることを
知っておく必要があるのです。
日ごろから動いておこう
冬の転倒を予防して、ロコモを防ぐためには、
日ごろから動いておくことも重要です。
冬は寒いのでどうしても運動量が低下します。
運動量が低下すれば、筋力が低下して、
転倒しやすくなるのです。
ですから、冬になる前から運動を習慣づけて、
筋力をアップすると同時に、
その習慣を冬になっても続けていきましょう。
「寒くなってから始めよう」と思っていても、
いざ寒くなると、やっぱり動くことが嫌で、
運動を始められなくなるんです。
でも、寒くなる前から運動を習慣付けておけば、
寒くなっても運動を続けることができますので、
筋力低下を防ぐことができるんです。
冬に転倒しやすいのは高齢者だけではありませんので、
誰でも転倒には注意しなければいけません。
でも、高齢者は骨粗しょう症が進んでいて骨折しやすいので、
高齢者は特に注意してくださいね!