産まないと病気になりやすい?出産しない女性が気をつけるべき4つの病気
産まないとリスクが上がる病気=乳がん
女性の社会進出が進むに連れて、
女性のライフスタイルは多様化してきています。
ライフスタイルや価値観の多様化により、
あえて子どもを産まない選択をする女性も増えきています。
子どもを産んだほうが良い、産まないほうが良いというのは、
人それぞれの価値観の違いですから、産む選択も正しいですし、
産まない選択も正しいんです。
でも、妊娠・出産を経験しないことで、
発症のリスクが上がる病気があるんです。
産まないことでリスクが上がる病気4つを知っておきましょう。
産まないことでリスクが上がる病気の1つ目は、乳がんです。
乳がんは肥満の人や家族歴がある人が
発症しやすいと言われていますが、妊娠・出産経験がない、
回数が少ない人や初潮が早かった人も
リスクが上がることがわかっています。
妊娠・出産経験のない人が乳がんのリスクが上がる理由は、
エストロゲンにさらされる時間が長いからです。
妊娠中は女性ホルモンの1つである
エストロゲンの分泌は少なくなりますが、
妊娠・出産経験がない女性は、常にエストロゲンの分泌が盛んです。
このエストロゲンは抗酸化作用などの良い面もあるのですが、
乳がんの発症リスクを上げるという悪い面もあるのです。
30歳を過ぎたら、
乳がん検診はきちんと受けておいたほうが良いでしょう。
産まないとリスクが上がる病気=子宮体がん
産まないことで発症リスクがあがる病気の2つ目は子宮体がんです。
子宮体がんは50~60代の人が発症しやすいがんですが、
肥満や糖尿病、高脂血症の人や妊娠・出産経験がない人は、
子宮体がんの発症リスクが上がるとされています。
子宮体がんの発症リスクが上がる原因も、
乳がんと同じエストロゲンです。
エストロゲンにさらされる時間が長いと、
子宮体がんのリスクが上がるのです。
産まないとリスクが上がる病気=子宮内膜症
子宮内膜症も、産まないことでリスクが上がる病気の1つです。
子宮内膜という組織は、
本来なら子宮の中だけに存在しているのですが、
子宮内膜症は子宮内膜が異常に増えて、
卵巣や子宮筋層など子宮以外の場所にも発生する病気です。
子宮内膜症は生涯の月経量が
多ければ多いほどリスクが上がるといわれています。
妊娠・出産をしていると、その間は月経がストップしていますが、
妊娠・出産をしない女性は月経が続いていますので、
子宮内膜症のリスクが上がってしまうのです。
産まないとリスクが上がる病気=子宮筋腫
産まないと発症リスクが上がる病気、4つ目は子宮筋腫です。
子宮筋腫は子宮の内外に良性の腫瘍ができる病気ですが、
この子宮筋腫もエストロゲンが原因で、
妊娠・出産経験のない女性は発症リスクが上がります。
良性なので命にかかわることはありませんが、
大きくなると握りこぶし大になり、
お腹を触ると瘤に触れるのがわかるほどの大きさになり、
貧血や激しい生理通の原因になりますので、
気をつけなければいけません。
妊娠・出産をしない女性は、乳がん、子宮体がん、
子宮内膜症、子宮筋腫のリスクが上がりますが、
あらかじめこれらのリスクが上がることがわかっていれば、
定期健診を受けることで、予防や早期発見ができますよね!