腸がむくむ?「むくみ腸」の症状と改善法を知り、改善しましょう!
むくみは腸にも起こる?
最近は腸活がブームになっていますよね。
腸内環境を整えれば、便秘が解消し、免疫力が上がり、
代謝もアップして良いことづくめとされていますが、
「発酵食品や食物繊維をたくさん摂っているのに、
便秘が解消しない…」と悩んでいる人はいませんか?
腸活に励んでも便秘気味の人は、
腸がむくんでいるのかもしれません。
「足や顔がむくむことはあっても、腸がむくむなんて!」
と意外に思うかもしれませんが、
腸もむくむことがあります。
腸は水分を吸収する役割がありますが、
上手く吸収できないと腸に水分が貯留しますので、
それが原因で腸がむくんでしまうんです。
そして、腸が水分を上手く吸収できない原因は、
腸周辺の血流障害と考えられています。
腸周辺の血流が悪くなることで、
腸の細胞に必要な栄養分や酸素が行き届かなくなるので、
腸の機能が低下して、
水分が上手く吸収できなくなるんです。
運動不足やデスクワークの人は、動かないことで、
全身の血流が悪くなりますので、
腸周辺の血流が悪くなりやすいので注意が必要です。
腸がむくむとどうなる?
では、腸がむくむとどんな症状が起こるのでしょう?
腸がむくむと、顔や足がむくんだのと同じように、
腸壁がパンパンになりますね。
そうすると、当然ながら腸の動きが悪くなります。
パンパンの腸の蠕動運動が鈍いのは、
簡単に想像できますよね。
腸のむくみが原因で蠕動運動が鈍くなれば、
当然便秘になってしまいます。
どんなに腸活に励んでも、なかなか便秘が解消しないのは、
こういう理由があったからなんです。
便秘が解消しなければ、老廃物が溜まっていきますので、
代謝が下がって太りやすくなります。
さらに、便秘になれば腸内に毒素が発生しますので、
がん細胞が発生して大腸がんになるリスクが上がるのです。
「たかが腸がむくんでいるだけ」と思って放っておくと、
思わぬ病気を引き起こすこともありますので、
腸のむくみは早めに解消しなければいけません。
むくみ腸を治すには?
腸のむくみを解消するためには、どうすれば良いのでしょう?
腸のむくみを解消するには、
腸周辺の血流を改善する必要がありますが、
このためには運動をして全身の血流を改善することが、
最も効果的です。
ですから、定期的に運動をするように心がけましょう。
また、腸に負担をかけるような暴飲暴食もNGです。
そして、腸活はどんどん続けてください。
また、たとえ便秘でも、
過剰に便秘薬を服用するのは避けたほうが良いでしょう。
どうしても必要な時は、
用量用法を守って服用して良いのですが、
定期的に常用するのは止めてください。
過剰に便秘薬を使うと、
腸の粘膜に炎症を起こす可能性があるんです。
腸の炎症はむくみの原因となりますので、
一時的に便秘を解消できても、
さらなる便秘を引き起こしてしまうのです。
しつこい便秘に悩まされている人は、
腸がむくんでいるのかもしれません。
運動や食事に気をつけて、さらに便秘薬の量を調整して、
むくみ腸を改善しましょう。