乳がん予防は食生活から。乳がん予防のために食べたい食品3つ
乳がん予防はフルーツで!
日本人女性の部位別がんの罹患数で、最も多いのが乳がんです。
一昔前は日本人の乳がんは、
欧米人に比べて割合が少ないとされてきましたが、
現代では乳がんを発症する女性が急増しているんです。
乳がん発症の増加の原因は、初婚・初産の年齢の高齢化、
未婚率の増加などもありますが、
食生活の欧米化が主な原因ではないかとされています。
ということは、乳がんは食生活を見直すことで、
ある程度予防することができるということになります。
乳がんを予防するための3つの食材をご紹介します。
乳がん予防のための1つ目の食材は、フルーツです。
アメリカのハーバード大学の研究チームが
イギリスの医学誌「ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル」
に乳がん予防にはフルーツが良いと発表しました。
27歳から44歳の女性13万4000人のデータを対象に
20年間追跡調査をしたところ、
思春期にフルーツを1日3皿食べる人は、
0.5皿しか食べない人に比べて、
中年期以降の乳がん発症リスクが
25%も低下することが分かったんです。
特に、バナナやリンゴ、ブドウの摂取量が
乳がんの発症に大きくかかわっていたとのことですので、
将来のためにも思春期の女子は
フルーツをたくさん食べるようにしましょう。
大豆で乳がん予防
大豆を食べることでも、乳がん予防ができます。
乳がんは女性ホルモンのエストロゲンにさらされる期間が
長ければ長いほど発症リスクが高まります。
つまり、乳がんの発症にはエストロゲンが関わっているのです。
大豆には大豆イソフラボンが含まれていますが、
大豆イソフラボンは
エストロゲンと似たような構造をしているので、
体内でエストロゲンを補うような働きをします。
ということは、大豆を食べると乳がんになりやすいのでは?
と思うかもしれませんね。
でも、これが違うんです。
大豆イソフラボンは非常に不思議な栄養素で、
エストロゲンが不足していれば、
エストロゲンの働きを補ってくれます。
でも、体内のエストロゲンが過剰になっていれば、
エストロゲンと拮抗して働きますので、
エストロゲンの作用を弱めることができるのです。
ですから、大豆製品を食べれば、
体内のエストロゲン濃度・分泌量を
適正に保つことができますので
乳がんの発症リスクを下げることができるのです。
青魚も乳がん予防になる
青魚を食べることでも、乳がんを予防することができます。
青魚にはDHAやEPAが豊富に含まれていますよね。
DHAやEPAはオメガ3系脂肪酸という不飽和脂肪酸です。
イギリスの医学ジャーナルに掲載された研究結果によると、
オメガ3系脂肪酸の摂取量が多い人は、少ない人に比べて、
乳がんの発症リスクが14%も低いことが分かったんです。
オメガ3系脂肪酸の摂取量が多いと、
乳がんのリスクを下げることは間違いありませんから、
乳がんを予防するために、サンマやサバ、
イワシなどの青魚を積極的に食べるようにしましょう。
乳がんは生活習慣と深いかかわりがあるがんですので、
食生活を改めることで、予防することができますので、
乳がんが心配な女性は食生活を見直してみましょう。