イメージ画像

動脈硬化の危険性は子供の頃から始まっている?子育ての生活習慣を見直そう




重大な病気につながる動脈硬化

130509-1

動脈硬化は、何らかの原因で動脈の壁が肥厚し硬くなった
状態のことです。
健康な状態の動脈壁は、弾力があり柔らかいのですが、
動脈硬化になるとその弾力性が失われてしまいます。

動脈硬化の原因は、生活習慣病である高脂血症ですが、
高血圧や糖尿病も動脈硬化のリスクを高めますし、
ニコチンが動脈硬化を促進させることがわかっていますので、
喫煙も危険因子のひとつです。

高脂血症は、コレステロールなどの脂質が血液中に過剰に
存在している状態ですが、血中の過剰な脂質がのり状
(アテローム)になって動脈壁にくっつくことで、
動脈硬化を引き起こします。

そうすると、動脈壁はどんどん厚くなり、血液が流れる
スペースはどんどん細くなりますよね。動脈硬化が進行すると、
動脈壁が厚くなりすぎることで血流を遮断してしまいます。
この血流の遮断が、心臓の冠動脈で起こると心筋梗塞に、
脳の血管で起こると脳梗塞になるのです。

動脈硬化の危険は、子供の頃の生活習慣から?

130520-6

健康面を気にして生活習慣を見直すようになるのは、30歳代に
なってからという人が多いと思います。
それまでは、「まだ若いから大丈夫」とあまり気にする
こともないでしょう。

でも、動脈硬化の危険は、子供のころからの生活習慣に
関係していることがわかったのです。

アメリカの小児医療センターの10歳から26歳までの
被験者とした研究によると、善玉コレステロール(HDL)に
対する中性脂肪の割合が高いと、血管の老化が早く、動脈硬化の
危険や心疾患の危険が高まることがわかりました。

善玉コレステロールが少なく、中性脂肪が多い子供たちの
生活習慣を調査すると、ジャンクフードや冷凍食品が多い
貧相な食事をしていて、運動の少ない生活をしていたことを
突き止めました。

つまり、子供の頃からの生活習慣が、動脈硬化や心疾患の
リスクと深い関係があるのです。

子供の生活習慣を見直そう

130520-7

子供の生活習慣が乱れると、血管の老化が早くなるという
調査結果が出ていますが、将来を悲観する必要はありません。
上記の研究者によると、若者の血管の健康は、食習慣を改善し、
適度な運動を始めるようにすると回復するそうです。

自分が不健康な生活習慣を送っていると気づいた時点で、
生活習慣を改めれば、将来の動脈硬化や心疾患のリスクを
下げることができるということです。

2006年の調査によると、約30年前と比べると肥満の
子供の割合は1.5~2倍も増えていて、小学5年生の
10.2%が肥満傾向にあります。
肥満の子供が増えている原因は、生活習慣が乱れていること
一因であると考えられます。
つまり、将来の動脈硬化や心疾患のリスクが高い子供が
増えているんですね。

大人の生活習慣は自己責任ですが、小学生や中学生の子供の
生活習慣は、保護者が注意しておく必要があります。
将来、自分の子供が動脈硬化にならないよう、子供と一緒に
健康的な生活を送るようにしましょう。





タグ



2013年5月20日 | カテゴリー:予防 生活習慣病

あわせて読みたい関連記事