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子供の肥満は将来の「メタボリックシンドローム」につながります。




子供の肥満が増えている

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昔に比べて、子供の肥満が増えてきています。

文部科学省が発表した平成25年度学校保健統計調査では、
学校の定期健診で肥満傾向と診断された子供は、
親世代である昭和52年当時と比べると
1.5~2倍に増えているという結果が出ています。

肥満傾向児と診断された子供の割合は、
小学校1年生では男子で4.18%、女子で3.91%、
中学1年生では男子で10.65%、女子で8.54%
となっています。

子供の肥満が増加している原因には、
室内で遊ぶことが増えたことによる消費カロリーの減少
食事内容の欧米化による摂取カロリー過多、
「夜更かしする、夜食を食べる」などの
生活習慣の乱れが挙げられます。

子供の肥満はメタボ予備軍

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太った子供は、「たくさん食べて元気な証拠」
というイメージがあるかもしれませんが、
それは大きな間違いです。

幼児期の肥満は学童期の肥満に、
学童期の肥満は思春期の肥満に、
思春期の肥満は成人期の肥満につながっていくため、
子供の肥満は将来のメタボリックシンドロームの原因
なるのです。

また、子供のうちから内臓脂肪が多いと、
血糖値や中性脂肪、悪玉コレステロールの値が
高い傾向にあることがわかっています。

つまり、幼少期から血管に負担を与え、
動脈硬化が少しずつ進んでしまうということですね。

動脈硬化が幼少期から進めば、
動脈硬化が原因である心疾患や
脳卒中が起こる年齢も若くなり、
30~40代で心筋梗塞や脳出血を発症するリスクが
高くなります。

メタボ予備軍の子供が増えてきたことを受けて、
小児(6~15歳)のメタボリックシンドローム診断基準が
設けられました。

<小児メタボ診断基準>
①腹囲が80cm以上(小学生75cm)以上
または腹囲/身長の比が0.5以上

②中性脂肪が120mg/dl
またはHDLコレステロール40mg/dl未満

③収縮期血圧が125mmHg以上
または拡張期血圧100mmHg以上

④空腹時血糖が100mg/dl以上

①を満たし、さらに②~④の2項目に当てはまる場合、
小児のメタボリックシンドロームと診断されます。

子供の肥満対策は?

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子供の肥満対策は、大人のようにただ
「体重を減らせば良い」というわけではありません。

身長も伸びていきますので、
成長に合わせた体重になるように
考慮する必要があります。

身長が伸びる分、
子供の肥満は解消しやすいという考え方もできますね。

子供の肥満対策は、
まず生活習慣を見直してみましょう。

早寝早起きで規則正しい生活を送り、
1日3食バランスの取れた食事を取り、
適度な運動をする必要があります。

おやつは控えめにして、
ジュースをお茶や水に変える、
子供が興味を示す運動をさせることから始めていきましょう。

もちろん、子供だけに実践させるのではなく、
大人も一緒になって行っていきましょう。

大人も一緒に行うことが、
子供の肥満対策が成功する鍵ですよ!





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