イメージ画像

本格的な暑さが来る前から熱中症には要注意!乳幼児は特に注意する必要があります。




熱中症は夏前から要注意

140520-4

気温が少しずつ上がっていて、
初夏を感じさせる陽気も増えてきていますが、
熱中症対策はこの時期から必要なことをご存知ですか?

熱中症というと7~8月の真夏の時期を
思い浮かべるかもしれませんが、
熱中症で救急搬送される人は
5月下旬から増加し始めるんです。

まだ暑さも厳しくないこの時期に、
なぜ熱中症対策が必要なのか?

この時期はまだ暑さに体が慣れていないからです。

暑さに体が慣れていないと、
体は汗をかきにくい状態になっています。

人間は汗をかくことで体温を下げますが、
汗をかきにくい状態だと、なかなか体温が下がらず、
熱中症になりやすいんです。

さらに、5~6月は突然気温が上がる日がありますよね。

前日までは長袖のシャツでちょうどよい気温だったのに、
翌日は一気に気温が上がって真夏日になることも
珍しくありません。

突然気温が上がると、
その気温の変化に体がついていけず、
体温調節がうまくできずに熱中症になりやすくなります。

そのため、本格的な暑さが来る前のこの時期から、
熱中症対策は必要なんです。

子供は熱中症になりやすい

cont27-10

小さなお子さんがいる人は、
特に熱中症対策には気をつける必要があります。

乳幼児は、大人に比べて熱中症になるリスクが高いのです。

乳幼児は、体温調節機能がまだ未発達ですので、
外気温が高ければ、体温も高くなる傾向にあります。

また、子供は背が低いので、
地面からの熱(輻射熱)の影響を受けやすい
という特徴もあります。

さらに、大人は体重の6割が水分ですが、
乳児はその割合が8割にも達します。

そのため、脱水症状を起こしやすいのです。

大人の場合、暑いと感じたら、自分で水分補給をし、
涼しいところに移動できますが、
小さな子供は自分でできないことも多く、
自分で熱中症対策を行えないですよね。

このような理由から、
子供は熱中症になるリスクが高いと言えます。

子供を熱中症から守るには?

131023-3

子供を熱中症から守るためには、
周囲の大人が気をつけなければいけません。

まずは、外出する時には帽子をかぶせて、
風通しの良い涼しい服装にしましょう。

また、日中の一番暑い時間帯は避け、
午前中の早い時間や夕方に外出すると良いでしょう。

室内にいる時でも、
室内の温度と湿度には注意してください。

赤ちゃんにクーラーは良くないのでは?
と思うかもしれません。

使いすぎて冷えさせないように注意する必要はありますが、
快適な室温・湿度を保つためにはクーラーは必要です。

そして、屋外でも室内でも、
水分補給はこまめに行ってください。

「のどが渇いた」と訴える前に、
少しずつ水分を飲ませるようにしましょう。

乳幼児と一緒に外出すると、
どうしても大人の都合で行動してしまうことも多いのですが
大人である自分が大丈夫でも、
子供は暑さを感じて熱中症になってしまうこともあります。

自分の都合よりも、子供の体調を一番に考えて、
外出時もこまめな水分補給と
涼しい場所での休息を忘れないようにしましょう。





タグ



2014年5月20日 | カテゴリー:健康全般 子育て

あわせて読みたい関連記事