果物を毎日食べていますか?いろんな果物の健康効果を知りましょう。
日本人は果物不足
季節によっていろいろな種類を楽しめる果物。
旬のフルーツを食べることで、
季節を実感する人も多いのではないでしょうか?
果物が健康によいということは、皆さんご存知だと思いますが
果物を毎日食べていますか?
野菜は意識的に毎日たくさん食べているという人はいても、
果物を毎日食べるようにしているという人は、
あまりいないのではないでしょうか?
先進国の中でも日本は果物の摂取量が少ないですし、
推奨される1日の果物の摂取量は200gなのに対し、
実際の摂取量は100gと
目標摂取量の半分しか食べていません。
世界の平均は1日200gで、
果物摂取量の最も多いイタリアでは
1日平均426gも果物を食べているんです。
この数字をみると、
日本人がいかに果物を食べていないかがわかりますよね。
果物には、ビタミンCやカリウム、
食物繊維、クエン酸やリンゴ酸などが
野菜よりも豊富に含まれていますので、
積極的に食べるようにしましょう。
果物の健康効果
では、果物は具体的にどんな健康効果があるのでしょう?
まずはダイエット効果です。
果物って甘いから太るのでは?
と思うかもしれませんが、実はその逆で、
ダイエットに効果的な食べ物なんです。
確かに果物は甘いですが、果物自体は水分が多いですし、
お菓子やスナック類とは違い炭水化物や脂質がありませんので
甘みでしっかり満足できるのに、カロリーは控えめで済みます。
具体的には、リンゴ1個が約150kcalなのに対し、
ショートケーキは350~400kcal、
スナック菓子は一袋500kcal前後です。
具体的なカロリーを見ると、
果物がいかにダイエットに向いているかがわかりますよね。
また、果物にはカリウムが豊富に含まれています。
カリウムは、血圧を気にする人には欠かせないミネラルです。
カリウムには体内のナトリウムを
排出してくれる働きがあります。
ナトリウムは体の中に水を貯めこんで、
血圧を上げる作用がありますので、ナトリウムを排出すれば、
血圧も下がることになります。
高血圧の人や味の濃いものが好きなど
塩分をついつい取り過ぎてしまう人は、
果物を食べてカリウムを取るようにしましょう。
この他にも、厚生労働省の健康日本21によると、
果物は循環器疾患や2型糖尿病の一次予防や
肺がんの予防にも効果があるとしています。
果糖のメリット、デメリット
果物の甘みは果糖によるものですが、
果糖(フルクトース)のデメリットも
しっかり知っておきましょう。
果糖のメリットは、
甘みが強いことと血糖値を上げないことです。
果糖は少量でも甘みを強く感じますので、
ダイエットに向いているんですね。
また、ブドウ糖などとは違い、
代謝は肝臓で行われインスリンが必要ありませんので、
血糖値を上げることはなく、
糖尿病の人でも安心して食べることができます。
デメリットは、
果糖の多量摂取は中性脂肪の蓄積をまねき、
コレステロールの合成を促進することです。
つまり、動脈硬化を促進してしまう可能性があるんです。
ただ、これは「多量摂取」した場合のリスクです。
果物を適量食べている状態であれば、
なんの心配もいりません。
1日200gを目標に、毎日果物を食べるようにしましょう。