暑い時に冷たい食べ物を食べすぎるのはNG!体を冷やす食べ物、体を温めてしまう食べ物とは?
暑い時に冷たい食べ物の食べすぎは厳禁!
暑い夏は、炭酸飲料やビール、アイスクリーム、
そうめんなどの冷たい食べ物、
飲み物が美味しく感じますよね。
暑い時に冷たいものを食べるのは、
「美味しい」だけでなく、体を冷やしてくれるから、
体に良いと思っていませんか?
確かに、冷たいものを食べると、
体を冷やしてくれる効果はありますが、
食べすぎは健康に悪影響を与えるんです。
冷たいものを食べると、胃腸を冷やしてしまいますよね。
そのため、体の熱を取ってくれるのですが、
胃腸が冷えるとその周辺の血管がキュッと収縮します。
血管が収縮すれば、血流が悪くなり、
胃腸の機能を保つための十分な酸素や栄養分が
届かなくなります。
この状態がずっと続くと、胃腸の消化吸収機能が低下して、
胃もたれや消化不良を起こしやすくなり、
夏バテを引き起こすんです。
そのため、あまり冷たいものを食べ過ぎるのは
止めておいたほうが良いでしょう。
冷たいのに体を暑くする食べ物は?
冷たいにも関わらず、
それを食べると逆に暑さを感じる食べ物もあります。
その代表格は、ビールなどのアルコール類です。
アルコールには血管拡張作用があり、
血流が良くなりますので、熱を感じるようになります。
お酒を飲むと体が赤くなり、暑くなりますよね。
それは、この血管拡張作用があるためなんです。
また、アルコール類は
利尿作用による脱水症状を引き起こしますので、
「暑いから水分補給と冷却効果の目的でビールを飲む」
のは逆効果になります。
また、ジェラートや全粒粉類も体を暑くします。
全粒粉類は健康に良いのですが、精白されていない分、
消化しにくい成分が多いんです。
ジェラートに多く含まれるタンパク質や脂肪も、
消化に時間がかかります。
消化吸収はたくさんのエネルギーを
消費することになりますので、
エネルギー消費による熱が体の中で産生され、
暑さを感じるようになります。
体を冷やしてくれる食べ物は?
では、体をきちんと冷やしてくれる食べ物には
どんなものがあるのでしょう?
まずは夏野菜類です。
夏野菜は水分を多く含んでいますので、
体を冷やす効果があります。
きゅうりやトマト、
スイカなどをたっぷり食べると良いでしょう。
また、カレーやタイ料理などに使われる香辛料類も
体を冷やしてくれる効果があります。
香辛料には発汗作用がありますので、
体を冷やしてくれるんですね。
香辛料は、食欲増進効果や消化促進効果もありますので
夏には最適なんです。
毎日カレーなどのエスニック料理を食べるのは無理なので
毎日の料理の中に、1品だけカレー風味のものを取り入れる
など工夫してみてはいかがでしょうか?