あなたの入浴法は間違っているかも?正しい入浴法を知りましょう!
ゴシゴシ洗いは体臭の原因?
あなたは入浴時に、身体をどうやって洗っていますか?
「体臭が気になるから」、「身体をきれいにしたいから」、
「汚れはできるだけ落としたいから」と
身体を強くゴシゴシと洗っていませんか?
特に、ナイロンやポリエステルなど
合成繊維のタオルやスポンジを使って
ゴシゴシと強く洗っている人は要注意です。
過度なゴシゴシ洗いは、体臭を強くする原因になるんです。
ゴシゴシ洗えば汚れが落ちて、
体臭の原因も取り除ける気がしますよね。
なぜ、ゴシゴシ洗いが体臭の原因になるのでしょうか?
皮膚には常在菌がいます。
この常在菌は腸内細菌と同様に善玉菌と悪玉菌がいるんです。
善玉菌は弱酸性の脂肪酸を出して、
肌を保護する役割を担っていて、
汗をかいても臭いがしにくくなっているんです。
でも、ゴシゴシと皮膚を強く洗ってしまうと、
善玉菌を洗い流してしまいます。
善玉菌が減少すると、悪玉菌が一気に増殖します。
悪玉菌の中には、アンモニアを出すものがありますので、
ゴシゴシと強く洗うと体臭が強くなる原因になるんです。
肩まで浸かると心臓に悪い
湯船に入る時、どこまでお湯に浸かっていますか?
身体を温めようと、
肩までしっかり浸かっているという人も多いと思います。
でもその入浴法は、心臓に負担をかけているんです。
肩までお湯に浸かると、全身に水圧がかかります。
肩までお湯に浸かった場合、
500kgから1tもの水圧が全身にかかるんです。
心臓付近だけでも80kg近くの水圧がかかると言われています。
それだけの圧力を受けながら、心臓は動かなくてはいけませんので、
心臓に負担がかかるのもうなずけますよね。
そして、水圧は血管にもかかりますので、
血圧は高くなり、心臓に負担がかかります。
湯船から出ると、一気に血圧が下がることもがありますので、
注意が必要です。
入浴は肩まで浸かるのではなく、半身浴にしておきましょう。
半身浴なら、心臓への負担は軽減されますし、
身体も芯から温まり、湯冷めもしにくいんです。
正しい入浴法は?
では、正しい入浴法とはどんなものでしょうか?
まずは、入浴のタイミングです。
食事後すぐの入浴は止めましょう。
食事直後は胃腸が活発に動きますが、
入浴して水圧をかけると胃腸の動きが鈍くなり、
消化不良を起こす原因になります。
そして、入浴前に脱衣所や浴室の室温を温めておきましょう。
血圧の乱高下を防ぐことができます。
そして、脱水を防ぐために、
入浴前にコップ1杯の水を飲むことをオススメします。
入浴のお湯の温度は38~40℃とちょっとぬるめにして、
入浴時間は15~20分。
そして、半身浴でゴシゴシ洗い過ぎないことにに注意すればOKです。
今日から正しい入浴法を始めてみませんか?