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砂糖は1日25グラムまで!砂糖の健康への影響を知りましょう。




砂糖は1日25グラムまで!

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あなたは、砂糖を1日どのくらい取っていますか?

もしかしたら、
あなたは砂糖を取りすぎているかもしれません!

WHO(世界保健機関)は、
成人が1日に取る砂糖の量は25グラム程度に抑えることを
奨励するとの新指針を発表しました。

今までWHOは、
1日の砂糖の摂取量は1日の摂取カロリーの10%未満(50グラム)
が望ましいとしていましたが、
今回発表した新指針では5%未満(25グラム)と
変更になっています。

砂糖25グラムは、ティースプーンで6杯程度となっています。

炭酸飲料は350ml缶に約40グラム、缶コーヒーは12グラム、
肉じゃが1人分は8~10グラムの砂糖が含まれています。

また、ケチャップやソースにも砂糖は含まれていますし、
菓子パンやお菓子類にも砂糖はたっぷり含まれていますので、
1日の砂糖摂取量が25グラムに抑えるのは、
かなり厳しく注意しないといけません。

砂糖が肥満につながる理由

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なぜ、砂糖を1日25グラムに抑えなければいけないのか?

それは、砂糖の取りすぎは肥満につながるからです。

砂糖のカロリーは100グラムで384kcalです。

25gで96kcalとなります。

「あれ?そんなに高カロリーじゃない」と思いますよね。

確かに、カロリーだけを見ると、
油類のほうが高カロリーになります。

でも、砂糖は肥満と生活習慣病の負のスパイラルを招くんです。

砂糖が体内に入ると、ブドウ糖と果糖に分解されます。

そして、インスリンの作用で体内で
エネルギーとして必要な分は代謝されますが、
余分なブドウ糖は中性脂肪やグリコーゲンとして
体内に貯蔵されるんです。

そして、貯蔵された分はなかなか消費されません。

砂糖を多く摂取すれば、どんどん中性脂肪が溜まっていって、
肥満になるというわけなんです。

さらに、インスリンは使いすぎると、
働きが悪くなってきます。

そうすれば、糖尿病一直線です。

さらに肥満になると、高血圧のリスクも高まりますし、
中性脂肪が溜まれば、動脈硬化のリスクも高くなります。

砂糖の過剰摂取は肥満や生活習慣病を招く
負のスパイラルの原点と言えるのです。

砂糖は虫歯の原因

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砂糖は虫歯の原因にもなります。

食事の後は、口腔内の細菌が酸を作り出しますので、
口腔内のpHが低下します。

通常の口腔内のpHは6.8ですが、
飲食直後はpH4~6程度となります。

口腔内のpHが下がると、
歯のエナメル質が溶け始めて、虫歯になりやすいんです。

そして、pHが下がりやすい食べ物が砂糖なんです。

虫歯になると、歯周病を起こしやすくなります。

歯周病は糖尿病や心疾患、脳卒中、
肺炎の原因になると言われていますので、
虫歯は全身の健康状態を悪化させる原因になるのです。

砂糖依存症にも

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砂糖の過剰摂取は、砂糖依存症になるリスクもあります。

砂糖を摂取すると、
脳内ではアルコールや麻薬と同じような作用で
ドーパミンやセロトニン、ノルアドレナリンなど
脳内神経伝達物質が分泌されるんです。

これらの脳内神経伝達物質は悪いものではありませんが、
これらが分泌されると幸福感や癒しを感じます。

疲れた時やストレスを感じた時に甘いものを食べたくなるのは、
このためなんですね。

ただ、欲望のままに砂糖を摂取してしまうと、
麻薬やアルコールと同じような中毒状態になり、
「砂糖を取る=快感を得られる」と脳が無意識に感じて、
どんどん砂糖を取る、
砂糖を取らないとイライラするようになってしまうのです。

砂糖の取りすぎは健康上様々な悪影響がありますので、
できるだけ「1日25グラム」を守るようにしましょう。





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2015年3月23日 | カテゴリー:生活習慣病 食生活

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