夏が旬のモロヘイヤは、夏に嬉しい健康効果がたくさんあるんです。
モロヘイヤは栄養の宝庫
日本では1990年代ごろから
少しずつ普及してきている野菜モロヘイヤですが、
日常的にモロヘイヤを食べている人は
どのくらいいるでしょうか?
食べたことは歩けど、日常的にはあまり食べないなぁ
という人が多いかもしれませんね。
でも、モロヘイヤは驚くほど栄養が豊富な野菜なんです。
栄養の宝庫と言っても過言ではないかもしれません。
日本で初めてモロヘイヤの栄養分析を行った時、
研究者はあまりの栄養価の高さに
計測方法を間違えたのではないかと思ったそうですよ。
モロヘイヤの栄養素は体内でビタミンAとなるカロテン、
ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンK、
カルシウム、カリウム、鉄分などです。
この種類を見ただけでも、栄養の宝庫だと納得できますよね。
しかも、カロテンはほうれん草の4.6倍、
ビタミンB1、ビタミンB2はそれぞれほうれん草の5倍、
カルシウムは9倍も含まれているんです。
もちろん、ビタミンCやビタミンEや鉄分も
ほかの緑黄色野菜に比べて、含有量は豊富です。
モロヘイヤで抗酸化作用
モロヘイヤに含まれるカロテンは、
天然色素であるカロテノイドの一種で
高い抗酸化作用を持っている栄養素です。
抗酸化作用が高いということは、
細胞を老化させる活性酸素の働きを抑制してくれますので、
アンチエイジングや生活習慣病の予防、
がんの予防に効果があるんです。
特に、夏は紫外線で肌がダメージを受けて
しみやしわなど肌の老化が進みやすい季節ですので、
アンチエイジング効果のあるモロヘイヤは
夏にピッタリの野菜と言うことができるでしょう。
モロヘイヤで夏バテ予防
さらに、モロヘイヤには夏に嬉しい栄養素が含まれています。
その栄養素とは、ムチンです。
モロヘイヤはネバネバしていますよね。
そのネバネバ成分がムチンなんです。
ムチンは胃腸の粘膜を保護して、
消化不良や食欲不振を予防してくれる働きがありますので、
夏バテによる食欲不振を防いでくれるんです。
また、血糖値の上昇を抑えてくれる働きもあります。
夏は毎年食欲が落ちるという人は、
モロヘイヤを日常的に食べるようにしてはいかがでしょうか?
栄養豊富ですから、夏バテ自体を予防してくれますし、
夏の弱った胃腸を保護しつつ、食欲不振を予防してくれますよ!
モロヘイヤの旬の時期は7~8月、まさに夏の時期です。
モロヘイヤをどう調理していいかわからない人は、
おひたしや和え物、炒め物、スープなどがオススメです。
ほうれん草を思い浮かべると、
レシピを思いつきやすいと思います。
この夏は、モロヘイヤを食べて、健康維持に努めましょう!