ファーストフードはなぜ身体に悪い?ファーストフードの3つのリスクを知りましょう。
ファーストフードで心臓病リスクがアップ
ファーストフードは安くて手軽に食べられるので、
あまり健康に良くないと思っていても、
ついつい食べてしまうという人も多いと思います。
特に、忙しくて時間のない人は
重宝している人もいるのではないでしょうか。
でも、やっぱりファーストフードは健康に悪いんです。
ファーストフードと健康に関する調査結果を見ると、
ファーストフードを重宝している人でも、
「食べるのを控えたほうが良さそう」と
考え直すようになると思います。
ファーストフードと健康に関する調査の1つ目は、
心臓病のリスクに関するものです。
アメリカのミネソタ大学の公衆衛生学科の大規模な疫学調査によると、
ファーストフードを全然食べない人に比べて、
週2回以上ファーストフードを食べる人は糖尿病になるリスクが27%、
心臓病で死亡するリスクが56%も高いことがわかりました。
さらに週4回以上食べると、
心臓病で死亡するリスクは80%にも跳ね上がります。
ファーストフードを食べる回数が多ければ、
それだけ生活習慣病になり、
心臓疾患で死亡するリスクが上がるんですね。
ファーストフードで腸内環境悪化
ファーストフードと健康に関する調査の2つ目は、
腸内環境に関するものです。
ロンドン・キングス・カレッジの調査によると、
ハンバーガーなどのファーストフードを食べ続けれると、
腸内細菌が死滅してしまうのだそうです。
23歳の成人男性に10日間
ハンバーガーやポテトなどのファーストフードだけを
食べ続ける実験をしたところ、
実験前にいた腸内細菌3500種のうち、
実験後には1300種が死滅していたという結果が出ました。
この実験を行ったスペクター教授によると、
通常の腸内細菌の割合は身体に良い働きをするものの方が多いため、
死滅した1300種の多くが身体に良い腸内細菌だと推測できます。
つまり、ファーストフードを食べ続けると、
腸内細菌のバランスが変化して、
身体に良い細菌の割合が減り、
身体に悪い細菌の割合が増えるため、
腸内環境が悪化してしまうんです。
ファーストフードで健康食を避ける
ファーストフードを食べていると、
生活習慣病のリスクが高くなり、
腸内環境が悪くなることがわかりましたが、
ファーストフードを食べていても、
体調が悪くなったら健康的な食事に戻せばOKと思うかもしれません。
でも、ファーストフードを食べ続けていると、
健康的な食事を避けるようになってしまうんです。
オーストラリアのニューサウスウェールズ大学の
マウスを使った研究によると、
ファーストフードを食べていると健康的な食事を避け、
ファーストフードを止められなくなるという
悪循環に陥ることがわかりました。
つまり、ファーストフードを好んで食べていて、
体調が悪くなったから健康食に戻そうとしても、嗜好的に難しく、
ファーストフードを好んで食べてしまうということでうす。
ファーストフードに慣れてしまうと、
なかなか健康的な食事に戻すことが難しくなりますので、
手遅れになる前に少しずつでも
ファーストフードを健康的な食事に変えて、
生活習慣病や腸内環境の悪化を予防するようにしましょう。