伝統的な和食は健康のための秘訣が盛りだくさん!今日から和食を始めましょう。
伝統的な一汁三菜のメリット
伝統的な和食は、世界的に見ても健康的な食事、
長寿のための食事と言われています。
伝統的な和食の何が良いのか、
なぜ健康的な食事とされているのかを
再確認しておきましょう。
伝統的な和食といえば、「一汁三菜」ですよね。
一汁三菜とは、ご飯と汁物、
おかずが三品(主菜、副菜、副々菜)のことです。
これだけ品数があると、
海の幸、山の幸をふんだんに使って、
いろいろな食材を満遍なく、
バランスよく食べることができるというメリットがあります。
食品にはそれぞれ違った栄養素が含まれています。
どんなに「健康に良い」とされる食品でも、
すべての栄養素が含まれているわけではありません。
そのため、様々な食品をバランス良く取ることが、
健康への近道になるのです。
腹八分目は健康の元
また、日本には「腹八分目」という言葉が
昔からありますよね。
これは、満腹になるちょっと手前で食べるのをやめておくのが
良いとされる言葉です。
世界的に見ても、和食の量は少なめであるとされています。
腹八分目の食事を続けると、
カロリーオーバーの心配がなくなります。
2008年のWHOのデータによると、
日本人の肥満率は4.5%で世界平均は18.9%となっています。
「日本の肥満率ってもっと高い気がした」
と思うかもしれませんが、
日本国内での肥満はBMI25%以上ですが、
世界の肥満基準はBMI30%以上なので、
国内での肥満率と世界での肥満率には差が出るんです。
このデータを見ても、
和食を食べている日本人は肥満になりにくい、
つまりカロリーオーバーになりにくい食生活を
送っていることがわかると思います。
また、腹八分目にしておくと、胃腸への負担が軽減され、
消化吸収の効率が下がることがない
というメリットもあるのです。
日本人が昔から実践している
「腹八分目」は健康に良い効果があるんですね。
出汁を使って減塩&低カロリー
和食にはかつおや昆布などの出汁が欠かせません。
かつおや昆布だけでなく、干ししいたけやいりこ出汁など、
出汁の種類は豊富ですよね。
出汁は「うまみ」です。
うまみがしっかりある料理であれば、
塩分を控えめにしても満足感を出すことができます。
また、低脂質で低カロリーでも同じように満足感が出ますので、
出汁をしっかりとって、うまみがたっぷりの和食は、
満足感を出しながらも、
塩分控えめで低カロリーの料理にすることができるのです。
一汁三菜でたくさんの食品をとることができ、
昔からの腹八分目を守って、出汁を効果的に使う和食は、
世界から健康的な食事と言われるのも納得できますよね。
あまり普段は和食を食べないという人も、
今日から1日1回は一汁三菜の和食を食べるようにしませんか?