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急激な気温の変化に身体がついていけない季節。その鼻水・鼻づまりは『寒暖差アレルギー』かも!?




花粉症でも風邪でもない鼻の症状

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スギ花粉の季節もやっと終わり、ようやくスッキリと
過ごせるかと思いきや、5月だというのに何故か、
朝起きぬけのクシャミが止まらない…。

こんな経験はありませんか?

この時期、衣替えもしたい、掛け布団もしまいたいのに
急に気温が下がったりしてなかなか思うようにできません。

天気の良い日中に薄着で出かけて、
夜は震えながら帰ってくる、なんてこともしばしば。

この寒暖差にやられて、風邪をひいてしまったかな?

と薬に手を伸ばす前に、まずは『寒暖差アレルギー』を
疑ってみてください。

アレルギーのようでアレルギーでない…?

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寒暖差の大きな時期に起こるこの症状は、
正式名称を『血管運動性鼻炎』といい、
特定のアレルゲンに反応して起きる症状ではありません。

抗原抗体反応によるものではないので、
正確には“アレルギー”ではないのです。

花粉症やハウスダストアレルギーなどに酷似した
症状が出るため、便宜上アレルギーと呼ばれています。

鼻の粘膜は、花粉症などのアレルギーで見られる、
透明なサラサラの鼻水や鼻づまり症状が起きる時と、
ほぼ同じ状態になっています。

では、なぜ寒暖差が激しいと、
このようなことが起きるのでしょうか。

自律神経が正常に働かなくなる

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今年の4月、5月は例年に比べ、
全国的に寒暖差が激しい季節となりました。

都内で見ると、5月に入って最初の3日間は、
最高気温が20℃にも達さず、
10日には最高気温28.5℃を記録していますが、
同じ日の最低気温は16.2度。

翌日11日は最高気温でも20.8℃と、
また急激に下降しています。

このような大きな気温の変化に、人間の身体はついて行く
ことができず、自律神経が正常に働かなくなります。

そのため、鼻の粘膜の血管を収縮または拡張させる調節が
上手くできず、鼻水、クシャミが出たり、
粘膜が腫れて鼻づまりを起こしたりします。

花粉症と違うのは、目の症状(かゆみ・充血など)が
現れないことです。

とにかく自分だけでも温度差を作らないことが大切

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寒暖差アレルギーは、日頃あまり運動をしない人や
成人女性に多く見られます。

筋肉量が少なく、低体温・低代謝の人がかかりやすい
という傾向があるのです。

自分で体温調節がうまくできているのが理想的ですが、
薄い上着やスカーフ1枚余分に持って出掛けるだけで、
随分と違います。

急に気温が下がった時は、マスクをかけると、
顔の周囲や気管の寒暖差を防ぐことができます。





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2013年6月14日 | カテゴリー:健康全般

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