カップラーメンはなぜ健康に悪い?カップラーメンを健康に食べる秘訣は?
カップラーメンは早死にの原因に?
私たちにとってとても身近で、
特に忙しい人や独身単身者にとっては
手間も時間もお金もかからない食事であるカップラーメンですが、
カップラーメンは健康に良くないものであることは
みなさんご存知ですよね。
アメリカの研究によると、
カップラーメンやインスタントラーメンを週に3回食べるだけで、
メタボリックシンドロームになるリスクが高くなるとのことです。
メタボリックシンドロームは、糖尿病や脳卒中、
心臓疾患などの命に関わる疾患と
深い関連性があることがわかっていますので、
カップラーメンを食べることは早死につながってしまうのです。
カップラーメンは塩分過多に
カップラーメンはなぜ健康に悪いのでしょうか?
カップラーメンは1つ500kcal前後ですから、
カロリー自体はそこまで高いものではありません。
でも、カップラーメンは塩分が非常に多いんです。
カップラーメンに含まれる塩分量は、5~6g程度となります。
厚生労働省は1日の塩分摂取量を男性は8g未満、
女性は7g未満であることを推奨していますので、
カップラーメンを1つ食べただけで、
1日の塩分のほとんどを摂取してしまうことになるんです。
塩分の取りすぎは高血圧や肥満につながりますので、
カップラーメンは健康に悪いのです。
カップラーメンは栄養が偏る
カップラーメンが健康に悪い理由の2つ目は、
栄養が偏ることです。
カップラーメンは麺とスープ、
ごく少量の具材しか入っていませんよね。
そのため、カップラーメンから摂取できる栄養素は
炭水化物と脂質しかないんです。
たんぱく質やビタミン類はほとんど摂取できません。
そのため、カップラーメンばかり食べていると、
必要な栄養素を取ることができず、
栄養が偏ってしまうのです。
さらに、カップラーメンには
酸化防止剤や増粘多糖類などの添加物が含まれています。
これらの添加物は
きちんと基準を守った種類と量しか入っていませんが、
それでもやはり添加物は健康に良いものではありません。
カップラーメンを健康に食べるには
健康に悪いとわかっていても、
カップラーメンは手軽に食べられるものですので、
ついつい食べてしまう人も多いですよね。
カップラーメンを健康的に食べるためには、
まずはスープを残しましょう。
スープには塩分が含まれていますので、
スープを残すだけでも、塩分の過剰摂取を避けることができます。
さらに、野菜ジュースや野菜のおかずを
一緒に用意すると良いでしょう。
カップラーメンを買う時に、コンビニで一緒にサラダやお惣菜、
野菜ジュースを買って、カップラーメンと一緒に食べると、
ビタミン不足を解消することができますよね。
カップラーメンは、それだけそ全部食べると健康に悪いですが、
ちょっと工夫すれば、「絶対に食べてはいけないもの」
というわけではないんですよ。