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生理不順が起こる原因となる3つの病気。ホルモンバランスの乱れが原因でない場合も!




生理不順が起こる病気=婦人科系の病気

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生理不順に悩んでいる女性は多いですよね。

生理不順はストレスや過度なダイエットによって
ホルモンバランスが乱れることでも起こりますが、
病気が原因で起こることもあります。

生理不順が起こる病気を3つご紹介します。

生理不順の原因となる病気の1つ目は婦人科系の病気です。

生理不順を起こす婦人科系の病気は、
多嚢胞性卵巣症候群や子宮内膜症、子宮筋腫、子宮頸がん、
子宮体がん、高プロラクチン血症などがあります。

これらは子宮や卵巣に病変が起こることで、
規則正しく生理を起こす要因である
女性ホルモンエストロゲンとプロゲステロンの
バランスが崩れてしまうために、
生理不順を起こしてしまうのです。

生理不順が起こる病気=甲状腺機能異常

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生理不順が起こる病気の2つ目は、甲状腺機能異常です。

喉元にある甲状腺に異常があると、生理不順が起こるなんて、
とても不思議な気がしますよね。

甲状腺機能異常には橋本病のように
甲状腺機能が低下するものと、バセドウ病のように
甲状腺機能が亢進するものの2つがありますが、
甲状腺は機能が低下しても更新しても生理不順が起こります。

甲状腺機能が低下すると脳の視床下部から
甲状腺を刺激するためのホルモンが分泌されますが、
この脳の視床下部から分泌されるホルモンは、
プロラクチンというホルモンの分泌を促すことになります。

プロラクチンは母乳の分泌に関係しているホルモンですので、
プロラクチンが多くなると、身体のホルモンバランスは
産後のような状態になりますので、
生理が不順になってしまうのです。

甲状腺機能が更新すると、経血の量が少なくなって、
生理の期間が短くなったり、
月経周期が長くなることがわかっています。

生理不順が起こる病気=糖尿病

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生理不順が起こる病気の3つ目は、糖尿病です。

女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンは、
血糖値を下げるインスリンに影響を与えることがわかっています。

また、インスリン抵抗性が高くなったり、
インスリンの分泌が悪くなると、排卵に異常をきたして、
生理不順になったり無月経になったりするのです。

つまり、女性ホルモンとインスリンは密接な関係があるため、
糖尿病でインスリンの分泌や作用に異常が起こると、
生理不順になりやすいというわけですね。

1型糖尿病の女性のHbA1cと生理周期の関係を調べたところ、
生理が規則正しい周期で来ている人よりも、
生理不順の人のほうがHbA1cの数値が
高めであったという研究もあるんです。

そのため、糖尿病の女性は生理不順になりやすいことを知って、
規則正しい生活を送りながら、血糖値のコントロールをして、
生理不順を予防し、
糖尿病と上手に付き合っていく必要があります。

ストレスも感じていないし、
過激なダイエットもしていないのに生理不順であるという人は、
ご紹介したような病気が原因の可能性もありますので、
早めに婦人科を受診するようにしましょうね。





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2016年9月18日 | カテゴリー:女性の健康

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