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やせ型の若い男性に多い『自然気胸』。胸痛と呼吸困難があったら要注意!




苦しいと思ったら肺に穴があいていた

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それまで病気らしい病気もしたことがない健康な若い男性が
突然胸が痛くなり、呼吸困難を起こした場合は、
十中八九『自然気胸』であると考えられます。

肺に穴があくという、
普通では考えられない状態になるにもかかわらず、
これといって明らかな原因はありません。

肺にあいた穴から空気が漏れ出して胸腔にたまり、
そのたまった空気に肺が圧迫されて
小さくなってしまうために、胸痛や呼吸困難、
咳、更に血圧低下などの症状が起こります。

再発率が高く、自然治癒の場合は50%程度が再発
反対側の肺に起きることもあります。

自然治癒が一般的だが、重症化も

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通常は、胸腔内に漏れ出た空気が肺の穴から出入りするため
胸腔内の空気が一気に増えることはありません。

そして、多くは一時的な症状で、肺の穴は自然に閉じ、
漏れ出た胸腔内の空気もやがて血液に溶け込んで消失します。

このような状態であれば、入院や外科的な処置も行わずに
様子を見ることがほとんどです。

しかし、緊張性気胸といって、肺から空気が出るばかりで
逆戻りができない形状の穴が開いてしまう気胸の場合は
呼吸をするたびに胸腔内に空気がたまり続け、
短時間で空気が肺を押しつぶし、
更には心臓や大動脈を圧迫するようになり大変危険です。

この場合は手術が必要となり、緊急性が高ければ
胸に注射針を刺して胸腔内の圧力を下げるなどの
処置を行います。

手術によって再発率は大幅に下がる

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また、再発を繰り返す場合、左右の肺に同時に
気胸が生じた場合にも、手術が必要となることがあります。

自然気胸の場合、肺の表面に「ブラ」と呼ばれる
空気のたまった袋状の病変(肺嚢胞)ができ、
破裂することで起きるので、その病変部分を切除します。

大半が胸腔鏡(胸部内視鏡)手術で、
機器を挿入するための1~2センチの穴を2、3箇所あける
だけですので、傷が小さく痛みも少なくて済みます。

軽度で緊急性のない気胸ならば、無理に手術をすることは
ありませんが、再発を防ぐ意味では非常に有効です。

もともと肺になんらかの疾患があるのでなければ、
ほとんどの場合、再発の心配は手術によって取り去られます。

特に、スポーツをやっている人は、
気胸の再発を気にしながらでは、
思う存分動くことができなくなってしまうかもしれません。

今後の生活で重視する点を考え、医師とよく相談した上で
治療法の一つとして手術を検討してみてもよいかもしれません。





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2013年6月30日 | カテゴリー:健康全般

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