イメージ画像

人には相談しづらい尿もれの悩み。タイプと原因を知って正しく対応すれば改善も見込めます




尿もれはコントロールできる症状です

130719-6

40代女性の3人に1人は経験があるという尿もれ。

最近では尿もれパッドのCMなどもオンエアされ、
以前よりはオープンな感じになったものの、
やはり自分のこととなると抱え込んでしまうものです。

同じような状況の人が周囲にいるにもかかわらず、
お互いに言い出すこともなく、
悩みや情報を共有することができずにいるのでは
ないでしょうか。

尿もれは、骨盤底や膀胱のトレーニングで改善できる
場合もありますし、いいお薬も開発されています。

ケア用品もどんどん進化して、
快適に過ごせるようになってきているのです。

恥ずかしがらず、また年齢的なものだと諦めずに、
少し頑張ってコントロールしてみましょう。

トイレまで我慢できない!「切迫性尿失禁」

130619-14

尿もれの原因は様々ですが、特に女性に多いのが、
「切迫性尿失禁」と「腹圧性尿失禁」です。

切迫性尿失禁は、主に膀胱の過活動が原因となり、
尿意を感じてからトイレにいくまでの間に我慢ができず
漏らしてしまいます。

膀胱の過活動は、冷えや、冷たい水などに触れたことが
原因となったり、生理前、性交時など、
何かが刺激となって起こります。

もともと膀胱が小さかったり、
膀胱が勝手に収縮してしまうために起きる尿もれなので、
薬で膀胱の収縮を抑えたり、尿を我慢しある程度まで
溜めて膀胱を大きくする「膀胱トレーニング」を
することで改善されます。

こんなことで?簡単に尿が漏れ出る「腹圧性尿失禁」

130619-13

腹圧性尿失禁は、
くしゃみをしたり小走りに駆け出したりすると
尿意に関わらず少量を漏らしてしまう症状で、
出産経験者に多く見られる尿もれです。

もともと女性の尿道は短いのですが、
妊娠・出産により骨盤底の筋肉や周囲の靭帯が緩むと、
膀胱や尿道が下がってきてしまいます。

膀胱と“外”までの距離が短く、筋肉が緩んで
尿道をしっかり締めることもできないので、
何かの拍子でかかった腹圧が膀胱を押し、
尿は容易に漏れてしまうのです。

妊娠・出産以外では、肥満や慢性の便秘などによっても
骨盤底筋は緩んできますので、それらを解消することで
尿もれにも改善が見られることがあります。

また、後述する骨盤底筋のトレーニングで、
かなりの改善が期待されます。

思いついたらやってみて!骨盤底筋を鍛える簡単トレーニング

130619-11

日常生活の中で、ふと思いついた時にできる
骨盤底筋トレーニングをご紹介します。

尿道を締める筋肉を鍛えるには、
基本的には肛門と膣を意識的に締めることが大切です。

背筋を伸ばして足を肩幅程度に開き、
お腹に力を入れずに肛門と膣だけを
締めては緩めるのを繰り返します。

オフィスや電車の中で座っている時でも、
歯磨きや食事の支度で立っている時でも、
寝る前に横になりながらでもOK。

ついでに便秘や冷えの改善にもなり、
女性にはもってこいのトレーニングですよ。





タグ



2013年7月19日 | カテゴリー:女性の健康

あわせて読みたい関連記事