腸年齢は見た目年齢や全身の健康にもかかわる重要事項。腸の若返りは今からでも遅くない!
腸の健康は全身の健康につながる
朝のテレビ番組で「見た目年齢は腸年齢に比例する」
という特集がオンエアされたところ、
慌ててヨーグルトを買いに走った人が続出したようですね。
少々ミーハー?な行動ではありますが、
毎日腸を労わって生活するに越したことはありません。
腸の健康は、見た目ばかりではなく、
全身の健康に影響を及ぼします。
アレルギーや様々な疾病の発症も、
腸の状態によって左右されることが多々あるのです。
便で見る腸の状態
なんだか、以前と比べて便のにおいがきつくなったと
感じることはありませんか。
少々尾篭な話が続きますが、便が細くなったり、
排便後もすっきり感がなくいつも残っているような
感じがするなら、それは腸が老化している証拠です。
腸の働きが衰え、便を出す力が弱まると、
このようなことが起こります。
腸内に排出するべき老廃物が溜まり、腐敗するので、
便のにおいが強くなるのです。
そして、腐敗により生成された有害物質が腸壁から吸収され
さらに腸の状態が悪くなるという悪循環に陥ります。
また、腸内の細菌も大腸菌のような悪さをする菌が
優勢になってきます。
老化した腸を回復させることはできるの?
老化した腸は、
消化や吸収そして排泄といった大切な機能が衰え、
腸内細菌のバランスも崩れて悪玉菌が増加しています。
粘膜の成分は減少し、外敵と戦う免疫力も低下しています。
しかし、高齢者の中にも、それまでの食生活や、
睡眠・運動・ストレス解消などを適切に行ってきた結果、
腸年齢の若い人はいます。
つまり、生活習慣を改めることで、
腸の状態を現状より改善することは可能なのです。
腸年齢に一番影響を与えるのは、やはり食生活です。
また、腹部のインナーマッスルが衰えると
排便がしづらくなり、
腸内の環境が悪くなることにつながりますので、
適度な運動も必要です。
緊張するとお腹が痛くなったり
下痢をしたりすることでわかるように、
ストレスは腸にダイレクトに影響します。
腸のためには、
ストレスを溜めないよう心がけることも必要です。
発酵食品+食物繊維+オリゴ糖で腸を元気に
腸内の善玉菌を増やして腸内環境を整えるには、
発酵食品、食物繊維、
オリゴ糖を毎日の食事に取り入れるのが簡単な方法です。
発酵食品は、善玉菌である乳酸菌や
ビフィズス菌を多く含む健康食品です。
ヨーグルトの他に、日本には古来より、
味噌・しょうゆ・酒・漬物など
多くの発酵食品を摂る習慣がありますので、
自然に取り入れることができますね。
オリゴ糖や食物繊維は、
善玉菌が増殖するためのエサになりますし、
便通を整え、老廃物を腸内に残しにくくする作用があります。