生理中はパーマがかかりにくいって本当?女性たちも意外と知らない『生理中のNG』
パーマの予約をしたのに生理に・・・どうしよう!?
生理中の女性はパーマがかかりにくいとか、
カラーリングはよくないとか、
一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
せっかく美容院の予約をしたのに、
予定より早く生理になっちゃった・・・
こんな時、どうしたらいいか迷いますよね。
初潮を迎えてからほぼ毎月、
当たり前のように過ごしている生理期間中に、
女性の身体の中ではどんなことが起きているのでしょうか。
毎月女性の体内で起こっていること
それでは、女性が40年前後も
お付き合いしなくてはならない生理(月経)について、
少しおさらいしてみましょう。
生理時の出血、いわゆる「経血」は、
見た目でもわかるように普通の血液とは異なります。
子宮の内側表面を覆う子宮内膜は、
生理前には1センチもの厚さになっています。
これは、排卵した卵子が受精して着床してもいいように、
準備をしている状態です。
しかし、受精が行われなければ、
子宮内膜ははがれて排出されます。
これが経血です。
そしてまた翌月、
卵巣内で卵子のモトである卵胞が育ち始めると、
子宮内膜は徐々に厚くなっていきます。
ホルモンの分泌量が大きく増減している
この一連のサイクルは、
すべてホルモンの働きによって起こっています。
卵胞を卵子に成長させる卵胞刺激ホルモン、
子宮内膜を厚くさせる卵胞ホルモン(エストロゲン)、
排卵を促す黄体化ホルモン、
子宮内膜を着床できる状態にする
黄体ホルモン(プロゲステロン)。
そして、卵子が受精しなければ
黄体ホルモンなどの分泌が減少し、
不要となった子宮内膜がはがれて排出されるという訳です。
女性の体内では、
毎月ホルモンの分泌量が大きく変化しているのですね。
避けた方がいいこと、大丈夫なこと
エストロゲンが減少している間は、
お肌に潤いがなくなります。
生理中に肌荒れがひどいという人も少なくありません。
頭皮も同様で、乾燥がちな敏感肌になるため、
普段は起こさないような肌トラブルに
見舞われることがあります。
生理中にパーマ自体がかかりにくい
ということはありませんが、パーマやカラーリングは、
なるべく避けたほうが良い、というのが真相です。
生理中に腕や脚などの脱毛・剃毛を行うのも、
同様の理由から好ましくありません。
生理中にお酒を飲んだら悪酔いしてしまった、
という話もよく聞きますが、
これにもホルモンバランスがかかわっています。
肝臓でのアルコール分解機能が低下していますので、
飲むにしてもほどほどに。
運動やダイエットは、無理がなければ大丈夫です。
但し、子宮内膜が厚くなっている生理前は、
身体全体に水分を貯めこもうとするので、
むくみが出たりして体重も減りにくいかもしれません。