紫外線の増加は5月からが本番。日焼け対策は早めのスタートが肝心
紫外線が増加する季節です
日焼けを気にするのは、夏だけでOKだと思っている人はいませんか?
日焼けの原因である紫外線は、確かに真夏の8月が一番多いのですが、
3月頃から徐々に増え始めて、5~6月は真夏とそれほど変わらない
量の紫外線が降り注いでいます。
5月は行楽シーズンで、アウトドアでスポーツやレジャーを楽しむ人も
多いでしょう。
女性は、紫外線対策をしている人も多いですが、男性は紫外線を気にしない
人が多いと思います。
日焼けはビタミンDの合成など良い面もありますが、健康に悪いことも
ありますので、紫外線の身体への影響を知っておきましょう。
日焼けの悪影響とは?
あまり認識されていませんが、日焼けは熱傷(やけど)です。
長時間紫外線を浴び続けると、日焼け部分の痛みや掻痒感、発疹、赤変、
浮腫、皮膚剥離などの症状が出ます。
また、発熱や吐き気などの全身症状が出ることもありますし、重篤な日焼け
の場合は入院加療が必要になります。
また、皮膚の老化やシミ、シワの原因にもなりますし、皮膚のDNAの
損傷により良性・悪性の腫瘍のリスクも高くなります。
また、皮膚の免疫力を低下させることもわかっています。
白内障は、水晶体が濁り、視力が低下する病気ですが、紫外線は
この白内障のリスクファクターのひとつになっています。
光線過敏症を知っていますか?
上記のもの以外に、紫外線の悪影響には光線過敏症があります。
光線過敏症とは、通常の紫外線量で湿疹や肌荒れなどの反応を
起こすことです。代表的なものには、光線過敏型薬疹があります。
光線過敏型薬疹は、服用している薬剤が原因で、紫外線を浴びると
通常以上の日焼けの症状が出たり、発疹が出る病気です。
降圧剤や抗生剤、精神安定剤などを飲んでいる人は注意が必要です。
これら全ての薬で光線過敏型薬疹を起こすわけではありませんが、
いつも以上に強い日焼けの症状が出た場合は、医師に相談してみましょう。
日焼け対策は、しっかりと
以前は、「日焼けは健康に良い」とされていましたが、現在では
「日焼けはしないほうが良い」と医学的にも実証されています。
上記のような弊害もありますので、紫外線が増えてくるこの季節は、
しっかりと日焼け対策を行いましょう。
日焼け対策と言えば、日焼け止めを使うことですよね。
日焼け止めには、SPF値やPA値が記載されていますので、目的に
合わせて選ぶようにしましょう。
また、数時間おきにこまめに塗り直すことが大切です。
サングラスや帽子、日傘なども日焼け対策には有効なアイテムですよ。
紫外線というと、美容面での悪影響ばかりが注目されますが、
健康面でも悪いことだらけです。
美容のためにも健康のためにも、日焼け対策はしっかりと行うように
しましょう。