コーヒーや緑茶が健康に良い理由って何?健康効果を知っておきましょう
コーヒーや緑茶で死亡リスク低下
コーヒーや緑茶は健康に良い飲み物だって知っていますか?
緑茶は健康に良いと知っていても、
コーヒーが健康に良いと知らない人も多いと思います。
国立がん研究センターの研究によると、
緑茶を習慣的に飲む人は、
男女共に全死亡リスクと心疾患による死亡リスクが低く、
男性の脳血管疾患と呼吸器疾患による死亡リスクが
低いことがわかりました。
緑茶を1日1杯未満飲む人に比べて、
1日5杯以上飲む人は死亡リスクが男性で13%、
女性で17%も低かったんです。
そして、同じような結果が緑茶だけでなく
コーヒーでも出ています。
コーヒーを習慣的に飲んでいると、心疾患や脳血管疾患、
呼吸器疾患での死亡リスクが低下する
という結果が判明しました。
コーヒーを1日1杯未満飲む人と
1日3~4杯飲む人では死亡リスクが24%も低いんです。
脳血管疾患に限定すると、死亡リスクは43%も低下しています。
コーヒーや緑茶は食後や休憩時に飲む人が多いと思いますが、
毎日飲むように習慣付けることで、
死亡リスクを下げることができるんですね。
ポリフェノールの働き
なぜ、コーヒーや緑茶を飲むと死亡リスクが下がるのでしょうか?
それは、ポリフェノールの働きによるものと考えられています。
コーヒーにはクロロゲン酸、
緑茶にはカテキンというポリフェノールが豊富に含まれています。
ポリフェノールは抗酸化作用がありますので、動脈硬化を予防し、
心疾患や脳血管疾患などを予防することができます。
また、細胞の老化も予防してくれますので、
がんの予防にもつながるんです。
ポリフェノールにはこれらの作用がありますので、
緑茶やコーヒーを飲むと、
死亡リスクを下げることができるんですね。
カフェインの働き
そして、コーヒーや緑茶の健康効果は
クロロゲン酸やカテキンだけではありません。
この2つの飲み物に共通している成分はカフェインです。
カフェインは覚醒効果が有名で、
摂りすぎるのは良くないとされていますよね。
確かに、カフェインを大量に摂取すると、カフェイン中毒になり、
最悪の場合は死に至ることがあります。
でも、適正な量であれば、カフェインは健康に良いんです。
カフェインは覚醒作用だけでなく、
血管内皮の修復作用や気管支拡張作用などがあります。
血管内皮が修復されれば、動脈硬化を予防できますし、
気管支が拡張されれば、呼吸器疾患の予防につながります。
また、カフェインはがんやパーキンソン病、
アルツハイマー病などを予防できることもわかっています。
コーヒーや緑茶は
ポリフェノールとカフェインのダブル効果で、
死亡リスクを低下させるんですね。
今日からコーヒーや緑茶を積極的に飲むようにしてはいかがですか?