夏も湯船に入る習慣を!!入浴の健康効果について知りましょう。
入浴で身体を温める
あなたはシャワー派ですか?入浴派ですか?
冬は毎日湯船に入っていても、
夏はシャワーで済ませるというという人も多いと思います。
でも、毎日湯船に入ることで、
たくさんの健康効果が得られるんです。
入浴の健康効果1つ目は、温熱効果です。
湯船に入ることで、全身を温めることができます。
身体が温められると、毛細血管が広がりますので、
老廃物が血流に乗って、体外へ退出されやすくなりますので、
疲れや肩こりなどが改善するんです。
また、冷え性の改善にもなりますね。
夏は冷え性とは無縁と思っているかもしれませんが、
冷房の使いすぎで、夏でも冷え性に悩む人が増えているんです。
さらに、身体が温まると免疫力がアップします。
人間は体温が1℃下がると、
免疫力が30~40%も低下するんです。
入浴は、免疫力アップにもつながるんですね。
入浴で血行促進
入浴は血行促進にもつながります。
身体が温まることで、
毛細血管が広がって血行が良くなりますが、
入浴で血行が良くなる理由にはもう1つあります。
それは、静水圧に血行促進です。
湯船に入ると、身体に水圧がかかります。
湯船に入っていると、腹囲が5センチ程度縮むんです。
そのくらい水圧がかかっているんですね。
身体に外側から圧力がかかることで、
静脈血が心臓に戻るためのポンプ作用を助ける形になり、
血行が促進するんです。
むくみの解消にもつながります。
また、入浴すると身体に浮力がかかりますので、
筋肉の緊張がほぐれてリラックスすることもできます。
半身浴は意味がない?
入浴すると血行促進で老廃物の排出が促されますので、
デトックス効果があります。
また、身体が温まることによる発汗作用でダイエットにもなり、
美容効果も期待できます。
この美容効果を高めるためには、半身浴が良いと言われています。
でも、実は半身浴は美容面ではあまり意味がないんです。
血行促進でデトックス効果はありますが、
老廃物は汗からではなく尿や便から体外へ排出されますので、
半身浴で長時間湯船に入っていて、
たくさん汗をかいたからと言って、
デトックスが促されたわけではないんです。
しかも、汗をかいてもカロリーを消費するわけではありません。
半身浴は100分間入って、たった16kcalしか消費しないんです。
ですから、半身浴は全身浴に比べて
特別に美容効果が高いというわけではありません。
ただ、静水圧が心臓や肺にはかかりませんので、
心臓や肺への負担を少なくするという効果はあります。
心臓が弱い人は、
全身浴ではなく半身浴を選んだ方が良いでしょう。
入浴には様々な健康効果がありますので、
夏でもシャワーだけで済まさずに、
しっかり湯船に入るようにしましょう。