血糖値の急上昇を防ぐための食べ物と食べ方を知りましょう。
血糖値を上げない食品
血糖値を急激に上げてしまうと、インスリンが大量に分泌され、
膵臓が疲弊して糖尿病のリスクが上がりますし、
インスリンの作用の影響で、
糖分が脂肪として溜め込まれやすくなりますので、
肥満の原因にもなります。
食事の後に血糖値が上がってしまうのは、
ある意味仕方がないことなのですが、
できるだけ血糖値の急上昇を抑えるような食品を食べて、
血糖値が上がるのを防ぐようにしましょう。
血糖値が上がりにくい食品は、野菜です。
野菜は低GIの代表的な食品になります。
低GIの食品を最初に食べれば、
血糖値が上がりにくくなります。
また、お酢や油も上手に使うと良いでしょう。
お酢は炭水化物の消化を遅らせる効果がありますので、
血糖値の上昇を緩やかにすることができるんです。
また油は、血糖値が上がりにくい栄養素です。
そのため、カロリーは高めですが、油を上手に使うことで、
血糖値の急上昇を抑えることができるんです。
健康に良いオリーブオイルを料理に使うと良いですよ！
イタリアのミラノ大学の研究では、
オリーブオイルには血糖値を下げる効果があることが
証明されています。
野菜とお酢、そしてオリーブオイルが
血糖値の上昇を抑える食品なら、
この3つの食材を使うには野菜サラダがオススメです。
お酢とオリーブオイルを使ったドレッシングを使って、
野菜サラダを食べましょう。
血糖値の上昇を防ぐ食べ方
次に、血糖値を上がりにくくする食べ方をご紹介します。
まずは食べる順番に気をつけましょう。
空腹時に血糖値が上がりやすい炭水化物を最初に食べてしまうと、
血糖値は急上昇します。
そのため、血糖値が上がりにくい野菜類、
先ほどご紹介したような野菜サラダを
最初に食べると良いでしょう。
また、食物繊維も最初に食べておくと良いですよ！
食物繊維は、食べ物の消化管内での移動を
ゆっくりにしてくれる作用がありますので、
栄養分の吸収スピードをゆっくりにして、
血糖値の急上昇を穏やかにしてくれるんです。
そして、食べる時はゆっくりよくかんで食べましょう。
ゆっくり食べれば、それだけ血糖値の上昇が穏やかになりますし、
租借をすると満腹感を得られますので、
食事量を抑えることができるんです。
場合によっては血糖値を上げる必要も！
血糖値が上がりにくい食品と食べ方をご紹介しましたが、
血糖値が上がることは絶対的に悪いことではありません。
時には、血糖値を上げたほうが良い事もあるんです。
血糖値を上げたほうが良い時は、
スポーツや肉体労働をする前です。
スポーツや肉体労働をする時には、エネルギーが必要ですので、
すぐに体内でエネルギーに変わるようなバナナや白米などの
高GI食品をしっかり取るようにして、
パフォーマンスを上げましょう。
また、スポーツや肉体労働後の疲れている時も、
高GI食品は有効です。
疲労を取るためには、
必要なエネルギーをチャージする必要がありますので、
血糖値を上げるようにしましょう。
基本的には血糖値の急上昇は避けたほうが良いのですが、
ケースバイケースですので、必要な時は、
しっかり血糖値を上げるようにしましょう。
ただ、糖尿病の治療中の人は、
血糖値のコントロールは重要ですので、
医師に相談するようにしてくださいね。
