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ジャガイモは健康に良いの?悪いの?ジャガイモの健康への影響を知りましょう。




ジャガイモで高血圧に?

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ジャガイモはとても身近なイモ類ですよね。

イモ類にはサツマイモや山芋、里芋等もありますが、
食べる機会が最も多いイモ類は
ジャガイモという人が多いと思います。

そんな身近な食材であるジャガイモは健康に良いか、
健康に悪いのかを考えたことはありますか?

実は、アメリカの国立衛生研究所の助成による研究で、
ジャガイモは高血圧の発症リスクが上昇する
という結果が報告されたんです。

ジャガイモ料理には様々なものがありますが、
フライドポテトが健康に悪い、
高血圧になりそうというイメージは湧くと思いますが、
フライドポテトのようなオイリーな料理だけでなく、
ノンオイルでヘルシーな調理法のジャガイモ料理でも、
高血圧になりやすいのだそうです。

これは、ビックリですよね。

ジャガイモの摂取量が毎月50~110g未満の人は、
1週間に200~400g以上食べる人の高血圧の発症リスクは、
ヘルシーな調理法でも1.11倍にアップしたとのことです。

ジャガイモを緑黄色野菜に置き換えた結果、
高血圧の発症リスクは低下したとのことです。

ジャガイモは、高血圧の発症リスクが高くなる食材なのです。

ジャガイモは栄養がたっぷり

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ジャガイモは高血圧のリスクを上げる食材ですが、
健康に悪い食材というわけではありません。

なぜなら、ジャガイモには
健康に良い栄養素が含まれているからです。

ジャガイモにはビタミンCが含まれています。

ジャガイモには100gあたり35㎎ものビタミンCが含まれていますが、
この量はグレープフルーツやみかんとほぼ同じ量なんです。

グレープフルーツと同じ量であると考えると、
ジャガイモがいかにビタミンCが豊富かがわかりますよね。

しかも、ビタミンCは熱に弱い性質がありますが、
ジャガイモのビタミンCはデンプン質に守られていますので、
加熱しても壊れにくいという特徴があるのです。

また、ジャガイモにはカリウムも含まれています。

カリウムは余分なナトリウムや水分を
体外へ排出してくれる作用がありますので、
むくみを解消したり、デトックスの作用を期待できます。

そして、GABAもジャガイモの注目すべき栄養素です。

GABAは精神を安定させる作用やストレスに対抗する作用、
認知症の予防効果があるんです。

ジャガイモの難消化性デンプンに注目

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ジャガイモの栄養素をご紹介しましたが、
もう1つ注目すべき栄養素があります。

それは難消化性のデンプンです。

ジャガイモにはデンプン質が含まれていますが、
ジャガイモのデンプンは消化されにくく、
水を吸って膨らみやすいという性質があります。

消化されにくく、膨張する性質があると、
少量で満腹感を得ることができますし、
消化されにくいことで、血糖値の上昇が緩やかになるのです。

そのため、ダイエットにも効果がありますし、
糖尿病予防にも良い食材なのです。

さらに、難消化性のデンプンは大腸で善玉菌の餌になりますので、
善玉菌を増やして、腸内環境を整える働きがあります。

これだけの健康に良い栄養素、健康に良い効果があるなら、
ジャガイモはたとえ高血圧のリスクを少し上げるといっても、
健康に悪い食材とは言えません。

高血圧のリスクが上がると言っても、
食べ過ぎなければ、それほど問題はありません。

それよりも、高血圧になるからと言って、
ジャガイモを全く食べないと、
ビタミンCなどの栄養素を摂取できないデメリットが多くなります。

高血圧が心配な人は、塩分を控えめにするなどで対応しましょうね。





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2016年7月21日 | カテゴリー:食生活

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