秋が旬の食材は栄養の宝庫?秋が旬の食材の健康効果を教えます。
秋が旬の食材=レンコン
食欲の秋と言われるほど、秋は食材が美味しい季節で、
旬を迎えるものが多いんです。
秋の食材は美味しいだけではなく、
健康に良いものが多いんです。
秋が旬の食材の健康効果を紹介します。
秋が旬の食材の1つ目はレンコンです。
レンコンの主な栄養素は、
ビタミンCとムチン、タンニンです。
ビタミンCは言わずと知れた栄養素で、
風邪予防やアンチエイジングに効果がある栄養素ですね。
疲労回復に効果がありますし、免疫力を高めたり、
抗酸化作用があるビタミンですので、
健康維持には欠かすことができません。
また、美肌作りにも必須のビタミンですね。
レンコンのビタミンCは、
レンコン100g中48mgも含まれています。
次にムチンです。
ムチンはあのネバネバした成分のことです。
レンコンを切ると、糸を引くことがありますね。
また、ネバネバするので、
レンコンの皮むきがちょっと大変だったりします。
ムチンは粘膜を保護する作用がありますので、
胃や十二指腸の粘膜を保護して、
食べ過ぎや胸やけによる胃の荒れを予防したり、
胃潰瘍や十二指腸潰瘍を予防してくれます。
また喉や鼻の粘膜も保護しますから、
風邪やインフルエンザの予防もできるんです。
そして、タンニンはレンコンに含まれるアクの成分です。
「アク」というと、不要な成分、
身体に悪い成分というイメージがありますが、
レンコンのタンニンはそんなことはありません。
そもそも、健康に良いことで有名な
ポリフェノールの一種なのですから。
タンニンは抗酸化作用や
コレステロールの低下などの作用がありますので、
動脈硬化を予防し、心筋梗塞や脳卒中の発症リスクを
下げることができます。
また抗がん作用もありますので、がん予防にもなるんです。
秋が旬の食材=里芋
秋が旬の食材の2つ目は里芋です。
里芋には、ムチンとガラクタンという成分が含まれています。
ムチンは先ほどレンコンのところで説明した通り、
粘膜を保護して胃腸を守ってくれたり、
鼻や喉の粘膜をウイルスから守ってくれます。
そしてガラクタンという成分は、脳を活性化させて、
認知症を予防する効果があります。
さらに、血圧を下げたり、
コレステロール値を下げる効果もありますので、
中高年には嬉しい栄養素と言えるでしょう。
さらに、里芋にはカリウムが豊富に含まれていますから、
高血圧やむくみが気になっている人は、
里芋を食べると良いでしょう。
秋が旬の食材=カボチャ
秋が旬の食材3つ目は、カボチャです。
日本でもハロウィンですっかりおなじみになったカボチャですが、
カボチャにはたくさんの栄養素が含まれています。
カボチャは緑黄色野菜の代表格ですから。
カボチャには、βカロテンやビタミンC、
ビタミンE、カリウムが含まれています。
βカロテンは抗酸化作用がありますので、
生活習慣病予防やアンチエイジングに効果がありますね。
ビタミンCやビタミンEも抗酸化作用がある栄養素です。
また、βカロテンは体内でビタミンAに変わって、
皮膚や粘膜を正常に保ってくれますので、
ムチンに似たような働きを期待できます。
秋が旬の食材=きのこ
秋が旬の食材の最後は、きのこです。
きのこはローカロリーでダイエットに最適な食材であるだけでなく、
食物繊維を豊富に含んでいますので、
便秘を解消したり、腸内環境を整えたりします。
腸内環境が整えば、免疫力がアップしたり、
アレルギー症状が改善したり、美肌効果があるんです。
しかも、高い抗酸化作用を持つ
エルゴチオネインという栄養素が含まれていて、
抗がん作用、動脈硬化作用、血栓予防、
肥満対策などに効果がありますので、
きのこは最強のダイエット&生活習慣病予防の食材と
言えるかもしれません。
秋はついつい食べ過ぎで太ってしまう人もいると思いますが、
肥満には気をつけて美味しい食材を食べて、
美味しく健康になりましょう。