市販薬で死亡!?市販薬の副作用や服用のコツを知りましょう。
市販薬には副作用がある
風邪を引いたり、少し頭が痛いと思った時に、
安易に市販薬を飲んでいないでしょうか?
市販薬は、病院を受診しなくても、
街中の薬局やドラッグストアで気軽に購入できるので、
気軽に服用しているという人も多いかもしれませんね。
でも、市販薬を気軽に服用するのは、
ちょっと危険なんです。
市販薬は確かに処方薬よりも安全性が高いものが多いのですが、
それでも副作用がゼロというわけではありません。
消費者庁が発表したところによると、
2009年から2013年の5年間で、
報告された市販薬の副作用は1225件もありました。
しかも、これは「報告された副作用」なので、
副作用が出ても病院を受診しなかったり、
病院を受診しても市販薬の副作用と診断されないケースも
ある可能性があります。
ということは、
さらに市販薬の副作用の件数は多い可能性があるんです。
さらに、この副作用の1225件のうち、
死亡例は15件もあったとのことです。
そのうち8件は風邪薬によるものだったそうですよ。
そのため、市販薬と言っても安全ではなく、
副作用が起こる可能性は十分にあり、
さらに最悪の場合は死亡する可能性もあることは
知っておく必要があります。
副作用を予防するためには
市販薬でも副作用が起こる可能性がありますが、
やはり市販薬は気軽に購入できて、
すぐに服用できるというメリットがありますので、
上手に利用したいものです。
市販薬の副作用を予防するポイントは、3つあります。
1つ目は、用法・用量は必ず守ること。
効き目が悪いからと言って、たくさん飲むのは絶対にNGです。
説明書に書いてある量や回数はきちんと守りましょう。
2つ目は、長期的に飲まないことです。
市販薬を1週間以上飲み続けると、
副作用が出やすくなりますので、
3日間飲んでも効き目がない時は、
病院を受診してください。
3つ目は、市販薬の説明書に書いてある禁忌に
当てはまらないかをきちんと確認してから、服用することです。
禁忌に当てはまる人が服用すると、副作用が出て、
しかも重篤になる可能性がありますから、注意してください。
早めの受診を!
市販薬の副作用を防ぐためには、
早めに受診することも大切です。
市販薬は気軽に購入できるというメリットがありますが、
どうしても処方薬よりは効き目が弱いという
デメリットがあります。
また、市販薬で効かない場合、効き目が弱いのではなく、
重症な病気による症状の可能性があります。
きちんと医師に診察してもらって、
重症な病気でないかどうかをきちんと診断してもらいましょう。
市販薬はとても便利なものですが、それに頼り過ぎないこと、
副作用があることをきちんと知って、
市販薬を使う時と病院を受診する時を
上手に使い分けるようにしましょう。